第四百九十七話 訓練ートレーニングーその二
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「麺だけでなくです」
「そうだ、野菜や鶏肉もだ」
「食べるべきですね」
「どれもな」
鍋の中にあるものはとだ、花家は答えた。
「そうすべきだ」
「そうですね」
「俺もそうしている」
見れば花家は実にバランスよく食べている。
「医者だしな」
「栄養のことはですね」
「頭に入っている」
しっかりと、というのだ。
「そして食っている」
「そういうことですね」
「そしてだ」
花家はさらに言った。
「酒もだ」
「そちらもですか」
「飲み過ぎるなとは言わない」
見ればビールを飲んでいる。
「楽しんでだ」
「飲むことですね」
「そうだ」
「ワインならですね」
シャーリーはこの酒の話をした。
「白ですね」
「俺達の国の料理ならだ」
鏡も食べている、そのうえでの返事だった。
「ワインはな」
「白ですね」
「そうだ」
何といってもという口調での言葉だった。
「それがいい」
「ワインは赤は肉やパスタで」
エレンが言って来た。
「白だと魚介類ですね」
「そうだな」
レダも同意して頷く。
「その組み合わせだな」
「そうですね」
「ということはだ」
レダはそのワインに合う組み合わせから述べた。
「和食、ライダーの人達の国の料理はな」
「魚介類が多いですね」
「そうだな」
「そうよ」
ニコがその通りだと答えた。
「お魚よく食べるわよ」
「やはりそうですか」
「焼いたり煮たり揚げたり生でね」
「生ですか」
「そう、お刺身っていってね」
それでというのだ。
「切って食べるのよ」
「そうなのですか」
「これがまた美味しくてね」
ニコはエレンに話した。
「それで私達も好きよ」
「お魚を生で、ですか」
「そんな食べ方があるんですね」
ファリアも驚いた感じだった。
「勉強になりました」
「あとお寿司もね」
「お寿司?」
「そうした食べものもあるのよ」
「そうですか」
「今度機会があればご馳走するわね」
ニコはファリアに微笑んで述べた。
「そちらも」
「ではお願いします」
ファリアもそれならと応えた。
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