リュカ'sキッチン レシピその3「キョウカツ・トンカツ」
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しても食べたいわぁ……まぁそんな金無いけど。
「アンタ食品衛生法って知ってる?」
「あれれ? まだこの料理の価値が解らない!? じゃぁ特別に最後の隠し味も教えちゃおう(笑) なんと“ビアンカの陰毛”も入ってるんだゼ! 更におかわりしたくなっちゃった?」
本当だとすれば一杯10万Gは安いわねぇ。
「……し……」
「……『し』?」
特設されたテーブルに突っ伏しながらポンは何かを言おうとしてる。
「死ねクソ親父!」
そう言って叫ぶと、テーブルを陛下に向けて引っ繰り返す。
勿論、ビアンカ様の隠し味の入ってた食器類ごと。
しかし陛下は、華麗な動きで食器類をキャッチすると、飛んできたテーブルを蹴りでポンへ跳ね返す……と同時に「スカラ」と呪文も唱えた。
攻撃直後の無防備なところに、行きの勢いよりも強力な返しを受け後方へ倒れる。
ポンは勢いよく倒れはしたが、テーブルがぶつかる直前に陛下が唱えたスカラで防御が上がってた為、外傷は無い様子。
反撃しつつも相手を気遣う余裕のある陛下……レズビアンでも惚れるわぁ!
「こ、この野郎……」
余裕の笑みを浮かべる陛下とは正反対に、鬼の形相で睨み付けるポン……
恪が違うわね。
「も〜……嘘だよ嘘。唾液やおしっこなんて入れるわけ無いじゃん(ゲラゲラ)」
「んな事は解ってるわ……ん? い、陰毛は?」
え!? ポンに指摘されると、そっぽを向いて目を合わせない陛下。
「お、おいこらオッサン! 陰毛は入れたの? 何で陰毛だけは否定しないの?」
「プークスクス! 僕が大切な妻の陰毛なんて、誰かに提供する訳無いじゃん!」
右手の指を揃え、それを自らの口に当てて笑い慌ててるポンを嘲笑う。
「くっそー相変わらずムカつくオッサンだな! ……『大切な妻の陰毛なんて』って言った? 『陰毛なんて』じゃ無く『大切な妻の陰毛なんて』って言ったよね? え、じゃぁ陰毛自体は入れたのか? 誰のを入れたんだ!?」
え……だ、誰の!?
「えー、知らないよ誰のかなんてぇ……先刻トイレで拾ったんだモン」
「『モン』じゃねーよ馬鹿野郎! 本当に食品衛生法で訴えるぞクソ親父!」
左手で口を押さえて必死に抗議するポン……私達が食べたのにも入っていたのか?
「あはっはっはっはっ……必死なのチョーウケるんですけどぉ」
「お前……トイレで拾ったもん入れるなんて、冗談じゃ済まねーんだぞ!」
確かに……ビアンカ様のだって判っているのなら問題ないけれども……
「も〜……常識的に考えてみ! 陰毛なんて入れるわけ無いじゃん(ゲラゲラ)」
「お前が『常識的』って言うな! 非常
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