リュカ'sキッチン レシピその3「キョウカツ・トンカツ」
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入った場所にありまして、以前は一階店舗の二階居住空間として道具屋を営んでいた物件です」
「ほうほう……それでおいくらかな?」
「そうですねぇ……不動産の現持ち主は良心的ですので、少しでも安くと言って交渉すれば、土地と建物で……16万〜17万Gで譲ってもらえると思います」
「なるほど……城下で中央地区なのに、その価格はお手頃だねぇ」
確かに! 中央地区はグランバニア城下での商業の中心区。場所によっては一坪100万Gとも言われている。
「ですが、この価格はあくまでも不動産に対してのみの価格。飲食店を開店させるのであれば、一階店舗を改装しなくてはオープンできません。更に言えば、人一人・包丁一本で飲食店を切り盛りできるとは思えません。人件費・調理器具・食材などの初期費用を考えても、独り立ちするのには20万Gは必要でしょう。その若造に支払い能力はあるんですか?」
キサマと同い年を指して『若造』とは(笑)
「いや無いよ、そんな能力」
「じゃぁ無理じゃん…………………あっ!」
やっと気付いたか!
「ウルフく〜ん? 僕の手料理食べたよねぇ〜? もう咀嚼して飲み込んじゃったよねぇ〜? 今更吐き出して『はい、元通り』なんていかないの解ってるよねぇ〜?」
陛下は上半身を横に倒して、下から抉る様にポンを見つめ詰め寄る。
「肉じゃが代、一杯10万G……おかわりしたから合計20万G払って(ニコ)」
陛下は無邪気な笑みで両手のひらを上にしてポンへと突き出し金をせびる。
無邪気で可愛い笑顔なのに、悪魔が居る様な感覚に陥ってるのは私だけではないだろう……ゾクゾクして濡れそうだ!
「ふざけんなぁ……何所の世界に一杯10万Gの料理があるんだ!」
「この世界にはあるんだよ」
きっと陛下の生きてる世界だろう……私の世界とは違う。
「そんなん認めるとでも思ってるのか!?」
「おいおい……現グランバニア国王である僕が自ら作った料理だぞ。付加価値が付いて当たり前だろう。王様の手料理だぞ」
「ざけんな、オッサンの手料理にそんな価値ねーわ!」
「はん! なんも解ってねーな青二才が。イケメンとは言え男の手料理にそこまで高価な付加価値が付くとは、僕だって思ってないさ!」
「じゃ、じゃぁ何だこの馬鹿高い付加価値は!?」
「ふふん。聞いて驚け……この肉じゃがには“ビアンカの唾液”が隠し味として入っている!」
え、マジ!? もっと味わって食べれば良かった!
「舐めんなぁ馬鹿野郎……逆に金払えボケぇ!」
「まぁ落ち着きなさい。隠し味は他にもある……なんと“ビアンカのおしっこ”だ!」
ぐはぁ! 100万G出
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