第五十一話 水着その五
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「宝石にならないのよ」
「よく言うわね」
「原石のままなのよ」
「じゃあ私も磨かれてるの」
「そう、だから今の咲ちゃんはね」
「水着になったら」
「もうそれでね」
まさにというのだ。
「かなりね」
「人気出る?」
「出るわよ」
太鼓判を押しての言葉だった。
「だからね」
「それでなの」
「そう、だからね」
「これから水着買うけれど」
「いい水着選びましょう」
「わかったわ、じゃあどんな水着を買うか」
このことをと言うのだった。
「水着コーナーでね」
「選ぶわね」
「そうするわ」
「そうしましょう、今の咲ちゃんならね」
愛は笑ってこうも言った。
「絶対によ」
「いい水着買えるの」
「似合う水着がね、それを着たら」
それこそと言うのだった。
「注目されるわよ」
「そうなの」
「だからね」
それでというのだ。
「是非ね」
「選ぶのね」
「今からね」
「それじゃあね」
咲も頷いた、そうしてだった。
クラスメイト達も交えてだった、そのうえで。
全員で水着コーナーに入った、そうして全員でそれぞれ水着を選んで試着していったがここでだった。
愛は自分のものを選んでから咲に尋ねた。
「決まった?」
「ううん、どうもね」
咲は水着を見つつ言った。
「どれがいいかね」
「迷ってるのね」
「何がいいかしら」
「結構いい水着あるでしょ」
「あるけれど」
それでもというのだ。
「どれがいいかはね」
「選びきれないのね」
「何がいいかしら」
水着を見つつ首を傾げさせて言った。
「一体ね」
「それね」
「咲っちスタイルいいしね」
「結構色々似合うと思うけれど」
「どれがいいかしらね」
クラスメイト達も言ってきた。
「一体ね」
「何がいいか」
「それがね」
「迷うわね」
「そうね、どうしようかしら」
咲は首を傾げさせた、だが。
ここでクラスメイト達はある水着を見て言った。
「これよくない?」
「そうよね」
「咲っちに似合いそうね」
「そうよね」
「ええ、いいわね」
愛もその水着を見て言った。
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