第四百九十六話 開始ーオープニングーその十一
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「やろうと思ってこそです」
「何でも出来るでしょ」
「はい、本当に」
「だからね」
それでというのだ。
「あんた達もよ」
「これからですね」
「もっと訓練をして」
そうしてというのだ。
「大我達みたいになってもらうわよ」
「そうさせてもらいます」
「絶対にね」
「ではまただ」
レダは汗をぬぐい終え幾分すっきりとしてから述べた。
「訓練だ」
「戻るわね」
「そうする」
「じゃあお願いするわ」
「ええ、怪我をしてもお医者さんもいるし」
「任せてね」
院長が優しい笑顔で言ってきた。
「怪我をした時は」
「私達がいるからね」
明日那も言ってきた。
「安心して訓練してね」
「そうさせてもらう」
「死ぬまではしないわ、大我達もね」
ニコはこうも話した。
「ギリギリよ」
「死ぬ、か」
「だから安心してね」
「それではな」
「そしてね」
ニコは言葉を続けた。
「私も戦えるから」
「だからだね」
「後で訓練に参加するから」
ジョウに応えて述べた。
「宜しくね」
「うん、それも全力でだね」
「いくから」
このことも言うのだった。
「お互いにね」
「うん、その時はね」
「やりましょう、あんた達は皆絶対に強くなるわ」
「絶対なんだ」
「さもないとスサノオも仕掛けないわ」
最初からというのだ。
「それはしないわ」
「見どころがあるからですか」
「そう、スサノオは人間達によ」
ガレスにも話した。
「仕掛けているのよ」
「俺達が強くなるからこそ」
「神を倒すまでにね」
そこまでというのだ。
「だからよ」
「そういうことですか」
「そしてね」
ニコは言葉を続けた。
「あいつは倒されてもね」
「いいんですね」
「人間を見たいから」
あくまでそうだからだというのだ。
「それでよ」
「負けることを恐れていない」
「そこに目的はないの」
勝利にはというのだ。
「楽しむ」
「それだけだね」
「そう、負けてもいいから」
「楽しめればいいんだ」
「言うならゲームよ」
ニコはこうも話した。
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