第四百九十六話 開始ーオープニングーその十
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「問題はです」
「それはですか」
「これから知ることです」
「これからですか」
「そうです、全てのバグスター達のデータも持っていますので」
「それを頭に入れることですか」
「ファイルにまとめていますので」
だからだというのだ。
「それをです」
「読めばいいですね」
「はい」
そうだというのだ。
「そうして下さい」
「わかりました」
ギルタンは率直な声で答えた。
「では読ませて頂きます」
「敵を知り己を知るですね」
エレンは微笑んで述べた。
「やはり」
「その通りです、皆さんの分がありますので」
「だからですね」
「これから熟読して頂き」
そうしてというのだ。
「彼等のことをよく知って下さい」
「そうさせて頂きます」
「そしてです」
日向は言葉を続けた。
「訓練もです」
「そちらもですね」
「していきましょう、そして」
そのうえでというのだ。
「強くなり」
「敵を知ったうえで」
「そうしてです」
「戦ってですね」
「勝ちましょう」
「わかりました、ではまずは読ませて頂きます」
エレンは微笑んで応えた、そうしてだった。
彼女も他の面々もバグスターのデータをファイルを読んで隅から隅まで頭に入れた、そして訓練もだった。
変身したライダー達と行ったが。
レダはスナイプとの訓練の後で共に訓練をしたガレスとジョウに話した。
「想像を絶するな」
「ああ、恐ろしい強さだった」
「手も足も出なかったよ」
二人は肩で息をしつつ応えた。
「動きは速いし正確だし」
「威力も全く違う」
「何もかもがレベルが違うよ」
「恐ろしい強さだ」
「これが仮面ライダーなのか」
レダも手で額の汗をぬぐいつつ言った。
「バグスターなぞ比べものにならない」
「そうだな」
「とんでもないよ」
「何言ってるのよ、あんた達はあのレベルまで強くなってもらうのよ」
ニコがその三人に言ってきた。
「これからね」
「えっ、花家さん位に!?」
「そうよ、訓練をしていってね」
そうしてというのだ。
「そうなってもらうのよ」
「あそこまでなんだ」
ジョウはニコのその言葉にまさかという顔で応えた。
「かなり大変だね」
「けれど無理じゃないわよ」
「訓練していくとだね」
「絶対にね」
ニコは太鼓判さえ押した。
「なれるのよ」
「そうなんだね」
「そもそも無理なんて言わせないわよ」
ニコはこうも言った。
「人間やろうと思えば出来るのよ」
「その通りですね」
ガレスはニコの言葉にその通りだと頷いた。
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