第四百九十六話 開始ーオープニングーその七
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「この門だな」
「はい、この門を潜って私達はこの世界に来ました」
ファリアが答えた。
「そうしました」
「そうだな」
「はい、それでは」
「今度は俺達が君の世界に行くことになる」
「では門を開ける」
花家も言った、そうしてだった。
一行はファリアとネモが開いたその門を潜っていった、そうしてその世界に行くとその世界はというと。
「近代の欧州か」
「そうだな」
花家は鏡の言葉に頷いた。
「大体」
「そうだな」
「しかし産業革命の技術もあるな」
「大体十九世紀の終わりか」
「その技術レベルか」
「そちらの世界ではそうですか」
ファリアは二人の話を聞いて頷いた。
「そうなのですね」
「おそらくな」
花家が応えた。
「そうだと思う」
「そうなのですね」
「そこに魔術等もあるな」
「そしてだ」
鏡は今自分達がいる学園のすぐ外を見見て話した。
「人間以外の種族も多いな」
「はい、この世界は」
今度はネモが答えた。
「そうした世界です」
「そうだな」
「そうした世界にも抵抗がないですね」
「これまでそうした世界も巡って来た」
だからだというのだ。
「それでだ」
「抵抗なくですか」
「いられる、やはり人間はな」
それはというと。
「心だ」
「それで人間になりますね」
「そうなるからな」
だからだというのだ。
「色々な種族がいる世界もだ」
「そのままいられますね」
「だから安心してくれ」
「わかりました」
ネモは鏡のその言葉に微笑んで応えた。
「それでは」
「これからだな」
「僕達の学園に案内させて頂きます」
「あそこだな」
花家はその学園の方を見て言った。
「そうだな」
「はい、そうです」
ネモはその通りだと答えた。
「あそこが僕達の学園です」
「わかった、あそこに仲間がいるか」
「今皆生徒会室に集まっています」
「ではそこにだな」
「今から案内させて頂きます」
こうして二人と猫はライダー達を自分達の仲間がいる生徒会室に案内した、その為にまずは学園内に入ったが。
学園に入って時計で時間を観てだった、ファリアは驚いて言った。
「私達が出て五分しか経っていないわ」
「そうですね」
ネモも時計で時間を観て驚きの声をあげた。
「あちらで随分とお話したのに」
「出てすぐに帰ってきたみたいね」
「そうですね」
「だってこちらの世界とあちらの世界は別だから」
明日那がその辺りの事情を話した。
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