第五十話 たい焼きとカラオケその八
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「人前は人前だからね」
「それでなのね」
「歌うことはね」
このことはというのだ。
「凄いことよ」
「そうなのね」
「ええ、だからね」
「私は勇気があるのね」
「いいわ、だからね」
それでというのだ。
「その勇気もあってね」
「凄いことしたのね」
「何でもチャレンジしないと」
さもないと、とだ。愛は咲に話した。
「人間前に進めないし成長もね」
「しないのね」
「そうよ」
こう言うのだった。
「中々ね」
「チャレンジしてこそなのね」
「人間速くね」
「成長するのね」
「俳優さんだって同じ役ばかりじゃ限られてくるし」
「あっ、役柄がね」
「そうもなるから普段とは違う役にもね」
そうしたものにもというのだ。
「チャレンジすることよ」
「そうしたら成長出来るのね、そういえば声優さんも」
ここで咲は自分の好きな立場の人達のことを思い出して話した。
「色々な役を演じるとね」
「演技力も上がったりするわね」
「そうした事務所あるわ」
声優事務所も数多い、そしてそれぞれの事務所で得意ジャンルもあれば育成方法も違っているのだ。
「声優さんに色々な役をやってもらってね」
「演技力磨くのね」
「そうした方針の事務所あるわ」
「それいいわよ、色々な役を演じてこそね」
「声優さんも上手になるのね」
「そうなるから」
実際にというのだ。
「だからね」
「そうしたこともなのね」
「いいことよ」
実際にというのだ。
「私もそう思うわ」
「お姉ちゃんも」
「そう、それでね」
愛は咲に林檎酒を飲みながら話した、実は自分も飲むという名目で咲の分も頼んで一緒に酒も楽しんでいる。
「何でもチャレンジしたら」
「成長するのね」
「そうよ、だから咲ちゃんも」
「今みたいになのね」
「チャレンジしたらいいわ」
「それじゃあそうしていくわね」
愛は咲のその言葉に頷いて述べた。
「これからも」
「それじゃあね」
「じゃあ次は何の曲歌おうかしら」
咲は曲のリストを観つつ言った。
「一体」
「いつもチャレンジでなくてもいいわよ」
「別になの」
「しないといけない時もあるししたいって時もあるでしょ」
「そうした時にすればいいのね」
「そう、だから別にね」
今はというのだ。
「咲ちゃんがしたいならいいし」
「したくなかったらなのね」
「しなくてね」
そうしてというのだ。
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