第四百九十六話 開始ーオープニングーその六
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「ままにしてあることでだ」
「それで、ですか」
「別にだ」
これといってというのだ。
「驚きも突っ込みもしない」
「そうですか」
「だからだ」
それでというのだ。
「それは構わない」
「そうなのですね」
「では行こう」
壇はまた言った。
「君達の世界でな」
「はい、ただ」
ファリアは壇の言葉に頷きながら彼を見てだった。そのうえで考える顔になってネモに対して言った。
「あの、壇さんって」
「はい、何か強引っていいますか」
「独特のテンションよね」
「そうですよね」
「こいつはこんな奴だ」
九条が二人に話した。
「だからこうした奴ということでだ」
「それで、ですか」
「納得してくれ」
こう言うのだった。
「それでいいか」
「わかりました」
ネモは九条の言葉にそうするしかないと察して頷いた。
「そうさせてもらいます」
「考えても仕方のないことなんだ」
「こうした人ということで」
「ああ、ずっとこうだからな」
「ずっとですか」
「生身の身体の時からな」
それこそというのだ。
「こうした奴でだ」
「今もですか」
「変わらない」
「迷惑だったら閉じ込めていいから」
ニコも二人に話した。
「ゲームの世界にね」
「そうしていいんですか」
「僕達も」
「そうでもしないと何するかわからないし」
それにというのだ。
「暴れ回るからね」
「だからですか」
「それで、ですか」
「そうしてね」
そのうえでというのだ。
「静かにさせてね」
「彼についてはそうでもしないと静かになりません」
日向もこう言うのだった。
「若しお二人が出来ないなら私達の方でしますので」
「だからですか」
「壇さんのことはですか」
「その場合はお任せを」
「ライダーの人達でも」
「こうした人もおられるということで」
「ご理解下さい」
こう言うのだった。
「彼については」
「わかりました」
「壇さんのことも」
「はい、ではこれより」
日向も言った。
「貴方達の世界にお邪魔します」
「それじゃあ案内させてもらいますね」
ネモが応えてそうしてだった。
一行は部屋を出て病院の屋上に出た、するとそこに上に七つの星がある宮殿の入り口の様な門があった。
その門を見てだ、鏡は言った。
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