第四百九十六話 開始ーオープニングーその三
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「他の世界でもだ」
「今もですね」
「スサノオは仕掛けている、そして私達のところにな」
「他の世界からですね」
「誰か来るかも知れない」
「ねえ、皆いる?」
ここでだった。
西尾リコが部屋に入って来て宝生達に言ってきた。
「さっき道でゲーム買いに行ってたら会ったんだけれど」
「会ったってまさか」
「そう、仮面ライダーに会いたいってね」
その様にというのだ。
「いう人達と」
「やはり来たか」
壇はニコのその言葉を聞いて静かな声で言った。
「言った傍からだな」
「私達っていつもそうよね」
明日那も続いた。
「そろそろとか言ったら」
「すぐに来るよね」
「そうよね」
こう宝生に話した。
「これが」
「そうなんだよね」
「それで今回もなのね」
「ええ、今お部屋の前にいるわよ」
ニコは明日那に堪えた。
「呼ぶ?」
「そうしてくれるかな」
院長が応えた。
「是非ね」
「わかったわ、じゃあ入って来て」
「はい」
「そうさせてもらいます」
部屋の向こうから声がした、そしてだった。
院長はここでこうも言った。
「皆も呼ぼうか」
「そうですね」
宝生も頷いた。
「ここは」
「そしてね」
「皆でお話をするんですね」
「そうしよう」
「それじゃあ僕達も」
院長に考える顔で述べた。
「皆を呼びましょう」
「そうしようね」
院長も答えた、そうしてだった。
ライダー達も集められた、鏡と花家と九条それにパラドと日向が集められた。そして蜂蜜色の短い髪の毛と利発そうな紫の目の少女そして収まりの悪い黒髪と優しそうな群青色の目の少年と部屋の中で話した。二人とも白と黒の制服で少年はズボン少女はワンピースのミニスカートといういでたちだった。
「ファリアです」
「ネモです」
少女と少年はそれぞれ名乗った、見れば少女の手には白い猫がいる。
二人もライダー達もそれぞれの世界と自分達のことを話した、そのうえでファリアはこんなことを言った。
「まさか二人で旅に出て」
「そうしてだね」
「この子も一緒ですが」
「ニャア」
宝生に猫も見つつ話した。
「そこで怪人達に襲われて」
「バグスター達だね」
「何度か戦闘になって」
そしてというのだ。
「そのうえで」
「まさかだね」
「目の前にスサノオが出て来まして」
「バグスターと自分のことを言ったんだね」
「はい」
そうだったというのだ。
「それで学園に戻る様にスサノオに言われまして」
「戻るとでした」
ネモが言ってきた。
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