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DOREAM BASEBALL 〜夢見る乙女の物語〜
強豪校の層
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フィアはボールを握り直しながらサインを覗く。素早く出されたサインにすんなり頷くと流れるように投球に入る。
(また外!!でも甘い!!)
真ん中に入ってきたストレートを逆らわずに流し打つ。会心の当たりだったが打球はセカンドのグローブへと吸い込まれる。
「キャッチ!!3アウトチェンジ!!」
長かった明宝学園の攻撃が終わり、攻守交代のためにそれぞれがベンチに戻ったり守備へと向かったりと動く。その際カミューニは今まで見せたことないような焦りの表情を浮かべていた。
(危ねぇ……あんな控えがいたのかよ、さすがに強豪校は層の厚さが違ぇなぁ)
ここまで出場機会のない選手だっただけに警戒していなかったところであの打球。これには肝を冷やしたが予定通り六番で終わったことにカミューニは立ち上がり選手たちを迎え入れる。
「3点なら上出来だな。もちろん落ち込んでなんかいねぇだろ?」
その問いに選手たちは笑顔で頷く。それを見て青年も笑みを浮かべ、マウンドに上がる投手に視線を向けさせる。
「向こうは完璧な立ち上がりだったと思ってるだろうけど、そんなことはねぇ。最終的に勝つのは俺たちだからな、気ぃ引き締めて行くぞ」
「「「「「はい!!」」」」」
リードをされているとは思えないほどに明るい雰囲気の桜華学院。反撃に出たい彼女たちの先陣を切るために主砲が素振りをしながら打席へと向かった。
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