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流星のロックマン STARDUST BEGINS
精神の奥底
77 Revenge or Avenge
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同時刻、WAXA日本支部内でも異変が起こっていた。

「クソッ、離せ!離せってんだよ!!」
「大人しくしろ!徹底的に取り調べてやるからな!覚悟しろよ!」

決定的な証拠を突きつけられ、手錠をかけられた木場が連行されていく。
その場にいた誰もがその状況を飲み込むまでに時間がかかった。
整理すると、最初に証拠を突きつけたのは、オフィシャルの伊集院炎山だ。
次にリサと留置場から出てきたマヤが追撃を加え、隊員たちが木場を取り押さえようとした。
だが木場は盛大に抵抗し、逃亡を図ろうとした。
そして木場に光祐一朗が右クロスでとどめを刺したのだった。

「私も傷害で御縄かな?」
「いえ、逮捕にご協力頂き感謝します」

祐一朗と炎山はアイコンタクトを取る。
その二人の様子を見ながら、リサとマヤが動き出した。

「ご覧の通り、木場課長は逮捕されました!これまで指示は一度全て忘れてください!」
「今は長官不在で指揮する人間がいない!各自、自分が正しいと思うことをやるんだ!」

『了解!』

サテラポリスとWAXAが再起動を始めた。
それと同時にオフィシャル側も動き出す。

「伊集院だ。サテラポリスが正常に稼働を始めた。我々も動く。デンサンシティで待機中のチームに連絡。Valkyrieを掃討しろ」

炎山は無線で指示を出すと、熱斗と目を合わせる。

「俺たちも行くぞ、光」
「もちろん。でもさ、もうちょっと早く助けてくれても良かったんじゃないの?」
「助けるだけならもうちょっと簡単だったもな。お前の濡れ衣を晴らして、尚且サテラポリスを動ける状態にしたんだ。贅沢言うな」
『そうだよ、熱斗くん。贅沢言わない』
「チェッ、分かったよ。じゃあ、行こうか」

熱斗はいつも通り、バンダナを巻いてダウンジャケットを羽織う。
そして炎山と共にWAXAニホン支部を後にした。













舞台はデンサンシティへ戻る。
コトブキ町の屋敷では、目を覚ました彩斗をハートレスたちが囲んでいた。

「どうやって戻ってきたの?」
「戻る?何処にも行ってないよ、寝てただけだ」
「あなた、自分がどういう状態だったか教えてあげましょうか?」
「どうなってた?」
「冬眠動物みたいに体温が下がって…」
「植物状態」
「そんなこと人間に起こるの?」
「実際、起こった」
「じゃあ信じるよ。確かに言われてみれば、何処か遠くに行っていたみたいだ」

彩斗は自分が置かれていた状況を整理しつつ、バスケットからりんご飴を摘んで齧った。

「いつにもまして甘いもの食べ過ぎじゃないですか?さっきからチョコとりんご飴ばっかり食べてますけど」
「分からない。でも食べないと、この頭のもやもやが晴れない
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