第67話 新たな物語の始まり
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んはお二人ともう一人の遊撃士の方と共に行動してほしいんです」
どうやら既にシェラザードさん達が行動を始めているようだな。でももう一人の遊撃士って誰だろうか?
「アネラスさん、入って……」
「弟弟子くーん!」
エルナンさんが何か言おうとすると奥の部屋から誰かが勢いよく飛び出してきて俺に抱き着いた。この人は……
「姉弟子?もう一人の遊撃士って姉弟子だったんですか!お久しぶりです!」
「うん!久しぶりだね!こうしてまた会えて嬉しいよ!
俺は久しぶりに会えた姉弟子……アネラスさんを見て嬉しくなってしまい抱きしめ返した。
「アネラスさん!久しぶり!」
「エステルちゃんも久しぶりだね!また逞しくなっちゃって……随分と鍛え込んだんだね」
「そういうアネラスさんだって強くなってるわね」
「うん!クルツ先輩達にいっぱい揉まれたからね!私だってエステルちゃんに負けていないんだからね!」
そういえば姉弟子は遊撃士の強化合宿に行ったんだったな。相当鍛えてきたのが分かるよ。
「それと……」
「……」
「あー!いたー!フィーちゃーん!!」
姉弟子はフィーを探してキョロキョロしていたがフィーはいつの間にか物陰に隠れていた。でも直ぐに姉弟子に見つかってしまい抱っこされた。
「フィーちゃん久しぶりだねー!あーん、相変わらずちっちゃくて可愛いー!」
「暑苦しい……」
姉弟子に頬すりされているフィーは嫌そうな顔をする。姉弟子は変わらないな、見ていて安心するよ。
「アネラスさん、話を進めてもよろしいでしょうか?」
「あっ、ごめんなさい!話を続けてください」
姉弟子はエルナンさんにそう言って頭を下げた。でもフィーは抱っこしたままなので彼女はイヤイヤと体をよじって抜け出して俺の背中に隠れた。
「そういえばクルツさん達は帰ってきていないの?」
「グラッツさんはアガットさんと、カルナさんはシェラザードさんと合流する予定です。流石に得体の知れない組織を相手に単独行動は危険ですので」
「あれ?クルツさんは?」
エステルがクルツさん達の事を聞くとそれぞれの行動を教えてもらった。でもクルツさんはどうするんだろうか?エステルも気になったのか彼の事を聞いた。
「クルツさんは七曜教会の方と会う事になっています。今だに症状が出てくることがあるらしいので……」
「えっ、そうなんですか?私との訓練の時はそんなそぶりを見せなかったのに……」
「症状と言っても時々頭が少し痛くなるくらいらしいです。しかし重くなってしまったらいけないので丁度以前ルーアンで発見された古代遺物の回収とグランセル城の地下の遺跡を調べに来ていた七曜教会の神父
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