ハーケン会戦〜戦場の再会〜
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兵まで……!」
「やれやれ、SSS級猟兵団を率いているシズナ君の直属の従者までクロチルダさん達の相手を担当しているなんて徹底しているじゃないか。」
状況を察して舌打ちをしたクロウにシズナはある指摘をし、その指摘を聞いたエリオットは不安そうな表情で呟き、アンゼリカは疲れた表情で溜息を吐いて呟いた。
「ハッ、確かに向こうの相手もヤバそうだが2対3ならあの歌姫の姐ちゃん達に分があるだろ。」
「いや――――――”2対3じゃなくて、3対3だぜ?”」
鼻を鳴らして呟いたアッシュの言葉を聞いたヴァンは静かな表情で指摘し
「それはどういう事、ヴァン!?」
「エ、エレインさん……?」
「……先程から気になっていたが、あの男はお前さんの顔見知りなのか?」
ヴァンの指摘を聞いたエレインは厳しい表情でヴァンに問いかけ、初対面であるヴァンと顔見知りの様子のエレインにセドリックは戸惑い、ジンは真剣な表情でエレインに訊ねた。
「………はい。――――――彼の名前はヴァン・アークライド。私の昔からの幼馴染の一人で……3年前に突如書置きを残して行方をくらまして、今までずっと探していた幼馴染です。」
「エレインさんの幼馴染さんですか………」
「ちょっと待て……”アークライド”って確かっさっきワジとかいう守護騎士が言っていた……!」
「殲滅天使が雇った”裏解決屋”とやらね……!」
「そして吼天獅子殿の”裏弟子”でもある人物か。」
エレインの説明を聞いたアネラスは複雑そうな表情でヴァンを見つめ、ある事に気づいたアガットは信じられない表情で、サラは厳しい表情でヴァンを見つめ、アルゼイド子爵は静かな表情で呟いてヴァンを見つめた。
「ったく、俺の事をバラし過ぎだろ、アンタの同輩は。」
「ハッ、アタシが知るか。」
苦笑しながら指摘したヴァンに対してセリスは鼻を鳴らして答えた。
「………3年ぶりね、ヴァン。自分から勝手に行方をくらませた癖に、まさかこんな所で出くわすとは思わなかったわ。」
「ハッ……そうだな。ったく、俺が言えた義理じゃねぇが、お前も厄介な”仔猫”に目をつけられたものだな。”この光景”を作り上げる為だけに戦争中の状況でありながら”本職”の連中を動員するとか、お前、あの”仔猫”に一体何をしたんだよ?」
静かな表情で話しかけたエレインに対して気まずそうな表情で答えたヴァンは苦笑しながら問いかけた。
「”仔猫”……?――――――!そう………要するに”殲滅天使”はオルディスの件での私に対する”意趣返し”の為に、メンフィル帝国軍に所属している諜報関係者達を動員してまで貴方を探し出して雇ったという事ね……」
「ええっ!?じゃあ、レン皇女殿
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