ハーケン会戦〜戦場の再会〜
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対してリオンは恭しく礼をして名乗るとブルブランは興味ありげな表情を浮かべた後2枚のカードをそれぞれ別の方向へと投擲した。すると1枚のカードは障害物に刺さり、もう一枚のカードは切り裂かれると共にカードが切り裂かれた場所から数個の東方の隠密――――――”忍び”と呼ばれる存在が使う投擲用の暗器――――――”手裏剣”がクロチルダ達目掛けて放たれ
「ハッ!」
自分達目掛けて放たれた手裏剣をブルブランは短剣を投擲して撃ち落とした。
「あれは一体……?」
「……見覚えがあるわ。確か東方の隠密――――――”忍び”と呼ばれる存在が扱う”手裏剣”と呼ばれている東方の”暗器”の類よ。」
「―――――左様。」
ブルブランが撃ち落とした手裏剣を初めて見るクロチルダは眉を顰め、クロチルダの疑問にルシオラが答えると突如その場に男性の声が聞こえた後クロチルダ達の目の前に煙が発生した後全身を黒衣に身に纏い、更には顔には仮面をつけた偉丈夫が現れ
「―――――”斑鳩”の姫、”白銀の剣聖”の従者、クロガネ推参。」
煙の中から現れた偉丈夫――――――クロガネは堂々と答えてリオンと共にクロチルダ達と対峙した。
「フフ、最後はウチやね。」
「!その声はまさか――――――」
クロガネが名乗り終えるとブルブランが投擲したカードが刺さっている障害物の物陰から女性の声が聞こえ、声に聞き覚えがあるブルブランとルシオラがそれぞれ血相を変えている中クロチルダが信じられない表情で声を上げると障害物に刺さっていたブルブランが投擲した一枚のカードは”障害物ごとえぐり取られ”、そこから全身を喪服のような黒衣で身を包み、素顔もベールで隠した女性が現れ
「”元”身喰らう蛇、執行者No.V”黄金蝶”ルクレツィア・イスレや。―――――クスクス、ウチをよく知っている深淵はんらには今更な自己紹介かもしれへんけどなぁ。」
女性――――――結社の執行者No.V”黄金蝶”ルクレツィア・イスレは名乗った後、可笑しそうに笑いながらクロチルダ達に近づいてリオン達と共にクロチルダ達と対峙した。
「”鋼の聖女”、”劫焔”、”剣帝”に次ぐ”結社最強”の一角――――――”黄金蝶”………!」
「やれやれ、まさか君まで灰獅子達に協力していたとはね。」
「……カンパネルラの死と”死線”の結社脱退によって結社にまだ残っていた執行者達もついに結社に見切りをつけて全員結社から脱退したという話は聞いてはいたけど……何故、貴女がリィン君達――――――いえ、メンフィル・クロスベル連合に協力しているのよ、レティ……ッ!」
ルクレツィアの登場にルシオラは厳しい表情を浮かべ、ブルブランは肩をすくめて溜息を吐き、クロチルダは厳しい表情でルクレツィアに問いかけた。
「
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