ハーケン会戦〜戦場の再会〜
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事ができるから、リィン達の元へは辿り着かせないよ!」
「ハッ、そっちはパイセン達との対決に随分と拘っているようだが、俺達”協力者”の事を忘れていやしねぇか?」
「”協力者”もそうだけど、今回はオルディスの時のように”騎士団”のみんなも最初から同行してくれているから、幾らそちらに”剣聖”や”守護騎士”がいても、わたし達にも勝機は十分にある……!」
「フフ、確かに”月の霊場”の時と比べたら戦力は圧倒的に充実している事は事実だね。」
「あ”?ガキ共の分際で、”守護騎士”を舐めるなんて随分といい度胸をしているじゃねぇか。」
ディミトリとアメリアの宣言に対してアッシュは鼻を鳴らし、フィーはパトリック達”騎士団”の面々に視線を向けた後真剣な表情で指摘し、二人の指摘に対してシズナは余裕な笑みを浮かべて答え、セリスは顔に青筋を立ててフィーを睨んだ。
「ハッ、テメェも俺達と同じ”ガキ”な癖によく言うぜ。」
セリスの言葉に対してアッシュは鼻を鳴らして反論した。
「………だ……」
「あん?」
「アタシは22だ、文句あるか?」
「ハアッ!?22歳!?」
「て、てっきりZ組のみんなやワジ君と同い年くらいなのかと……」
アッシュの反論に対して凄まじい殺気を纏って答えたセリスの答えを聞いたサラは驚き、アネラスは信じられない表情でセリスを見つめた。
「テメェら……」
「お、落ち着いて下さい、オルテシア卿……!サラ教官達に悪気はないんです……!」
「……もしかしなくてもあの守護騎士にとってガキ扱いは”禁句”なのかよ?」
「ええ……彼女――――――守護騎士第三位”烈火の真焔”セリス・オルテシアにとって身長と童顔は一番触れられたくない話題なんです……――――――それよりもセリス。第11位――――――リオンはどこにいるのです?ここにいない事を考えるとまさか彼は守護騎士――――――いえ、聖痕の力を”戦場”で振るっているのですか?」
全身に目に見える程の怒気を纏ったセリスの様子を見たアリサ達がそれぞれ冷や汗をかいて表情を引き攣らせている中ロジーヌは声を上げてセリスをなだめようとし、セリスの様子を見てある事に気づいたアガットに訊ねられたトマスは困った表情で答えた後表情を引き締めてセリスに訊ねた。
「……リオンは今頃トールズのガキ共に合流しようとしている”蛇”共の相手をしていると思いますよ。」
「ぼ、”僕達に合流しようとしている蛇達”っても、もしかして……!」
「ヴィータ姉さん達――――――結社を抜けて私達に協力してくれている”蛇の使徒”や”執行者”達がまだ私達に合流してこない理由は、守護騎士によって足止めされていたからなんですか……!?」
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