暁 〜小説投稿サイト〜
おぢばにおかえり
第六十九話 先輩達と会ってもその二十九

[8]前話 [2]次話
「ついです」
「嫌うのね」
「それが極端ですよね」
「ええ、そして好きな人は徹底的に好きなのね」
「そうなんですよね」
「そのことがよくわかったわ、今日で」
 たこ焼き屋さんでのことといいです。
「新一君の欠点ね」
「好き嫌いが激しいところですね」
「好きだと全肯定でね」
 二人の大叔母さんについてもです。
「それで嫌いだと全否定ね」
「そうですよね」
「そこを何とかしないと」
 その癖性分をです。
「いんねんも切れないわよ」
「そうなりますね」
「そう、注意していかないと」
 それもいつもと思いました。
「いんねんも切れないわよ」
「本当にそうですね」
 新一君も実感している言葉でした。
「僕も気をつけます」
「そうしてね」
「それでも出るものですね」
「やっぱりいんねんを切ることは難しいし」
 それにです。
「癖性分をなおすこともね」
「難しいことですね」
「そのことは事実だから」
 教会にいてずっと見てきました、今思うと長池先輩もその癖性分が出てしまったということでしょうか。
「気をつけてね、それで先輩達にもね」
「今日みたいなことはですね」
「しないことよ」
「もう一人の先輩にも」
「そう、長池先輩にもね」
「先輩にとってあの人は大切な人だから」
「お父さんお母さんの次に尊敬してるのよ」
 一番尊敬している人は教祖様です、何といっても。
[8]前話 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ