第五十話 たい焼きとカラオケその四
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「お肴はお塩、梅干し、お味噌、干し魚とかだったらしいから」
「塩分高いものばかりね」
「そうした生活だったから」
それ故にというのだ。
「四十代でね」
「一回脳梗塞で倒れて」
「それで四十九歳でね」
「遂に、よね」
「同じ様なことでね」
脳出血とも脳梗塞とも呼ばれている。
「お亡くなりになってるわね」
「そうよね」
「それでよ」
「若い頃からなの」
「水分はよく摂らないと」
さもないと、というのだ。
「脱水症状や熱中症だけじゃなくてね」
「脳梗塞の危険もあるのね」
「そう、だからね」
「水分は摂るべきね」
「冬もそうだし夏はね」
これからはじまる季節はというのだ。
「本当にね」
「気をつけるべきなの」
「だから飲みましょう、咲ちゃんは文科系の部活で身体動かすアルバイトでもないみたいだけれどね」
それでもというのだ。
「やっぱりね」
「水分は摂るべきね」
「脱水症状でもなるよりはね」
それよりも前にというのだ。
「ならないことでしょ」
「そうよね」
「だから今からね」
「紅茶飲むのね」
「そうしましょう、紅茶美味しいでしょ」
「ええ、それに日本の紅茶って美味しいっていうわね」
「本場イギリスのものよりもね」
紅茶の本場であるこの国のだ。
「そう言われてる位よ」
「うちの学校のイギリスから来た子も言ってるわ」
「イギリスは色々言われてるしね」
「食べものだとね」
「紅茶は美味しいっていうけれど」
それでもというのだ。
「お水の関係でね」
「それが大きいわね」
「そう、だからね」
それでというのだ。
「あちらはね」
「紅茶もね」
「日本の方が美味しいのね」
「イギリスのお料理のまずさはお水も関係してるみたいよ」
「あそこ土が悪いみたいね」
「そう、それでお水もね」
これもなのだ。
「それでなのよ」
「紅茶もなの」
「日本の方が美味しいってね」
その様にというのだ。
「言われてるのよ」
「そうなのね」
「そう、だからね」
それでというのだ。
「紅茶も楽しんでね」
「飲むのね」
「そうしましょう」
こう咲に話した。
「ここはね」
「それじゃあね、そういえば私たい焼き最近食べてなかったわ」
咲はこのことを思い出した。
「そうだったわ」
「私もよ。他にもスイーツ多くて」
「ケーキとかアイスとかクレープとかね」
「そういうの食べてて」
それでというのだ。
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