第五十話 たい焼きとカラオケその一
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第五十話 たい焼きとカラオケ
愛は咲をそのたい焼き屋に連れて行った、そこでは愛の言う通り奇麗な女の人がいて行列が出来ていた。
その行列に並んでだ、愛は咲に話した。
「並んでるけれどすぐよ」
「そうなの」
「すぐにどんどん出来ていくから」
それでというのだ。
「もうね」
「並んでいてもなの」
「すぐにね」
それこそというのだ。
「私達の番になるわ」
「そうなのね」
「しかも美味しいから」
「いいのね」
「そうよ、それで咲ちゃん何食べるの?」
「そうね、つぶあんもいいけれど」
咲は愛に考えつつ答えた。
「白あんとかカスタードとかもね」
「いいわよね」
「チョコレートもね」
「じゃあ全部食べる?」
「全部?」
「今言ったの全部ね」
こう言うのだった。
「頼む?」
「四つ頼むの」
「そうする?」
「それ食べ過ぎじゃないかしら」
「いいのよ、四つ位なら食べられるでしょ」
「どうかしら」
「まあ残ってもお家に帰って食べればいいし」
咲に笑って話した。
「だからね」
「四つ頼むのね」
「そうしましょう、それでね」
「残れば食べるのね」
「そうしましょう」
こう言うのだった。
「いいわね」
「それじゃあね」
「ええ、それとね」
「それと?」
「このお店は席はあるけれど」
それでもというのだ。
「やっぱりね」
「列になってるから」
「席に入ってる人もいないわよ」
「こうした時はなのね」
「空気を読んで座らないで」
そうしてというのだ。
「お外で食べるのもマナーよ」
「そうよね」
「だからね」
そえでというのだ。
「私達もよ」
「買ったらすぐによね」
「注文してね」
そのうえでだ。
「貰ったらね」
「お勘定払って」
「それでよ」
「お外で食べるのね」
「そうしましょう、それで後はね」
「後は?」
「たい焼きの後はね」
これを食べたならというのだ。
「やっぱりお茶よね」
「たい焼きだからね」
「そう、それよ」
「じゃあペットボトルの緑茶とか」
「いや、カスタードとかチョコでしょ」
洋菓子系だからだというのだ、愛は咲にそのことも考えてそのうえで彼女に話した。
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