第五幕その三
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「一緒にね」
「食べていくんだね」
「そうしましょう、カレーの後は鰻丼よ」
こちらだというのです。
「それでラーメンもおうどんも肉まんも餃子も食べて」
「その他にもだね」
「お好み焼き、たこ焼き、アイスキャンデーに河豚に蟹」
「物凄く食べるものが多いね」
「バッテラも忘れないで」
王女はさらに言います。
「串カツも善哉もよ」
「全部食べるんだね」
「ええ、だから暫くこの街に留まって」
そうしてというのです。
「朝昼晩全力でね」
「食べていくのね」
「そうしていくわよ、いいわね」
「それじゃあね」
王子も笑顔で頷きます、そうしてです。
皆でこの街を満喫しました、動物園も水族館も行って色々な生きものやジンベエザメも観てとても素敵なホテルに泊まってそちらのオリンピアというビュッフェも楽しんで。
街を何日もかけて楽しみました、王子は天守閣に登ってその最上階から雑多でありかつとても活気に満ちた川とお堀の多い街を見回して言いました。
「こんないい街もあるなんてね」
「素敵だよね」
「オズの国ならではというだけでなくて」
モジャボロに応えました。
「街の雰囲気自体がね」
「素敵だよね」
「うん、魔法がなくても」
「その雰囲気がね」
「最高の街だよ」
「そうだね」
「このお城も」
大阪城もというのです。
「素敵だね、野球のチームも」
これもというのです。
「面白いね」
「あの虎のチームだね」
教授が笑って応えました。
「あのチームもいいね」
「観ていたら華があるね」
「そうだね」
「不思議なチームだよ」
王子はそのチームについてこうも言いました。
「勝っても負けても華があるんだから」
「絵になるね」
「負けた時の姿までね」
それまでもがというのです。
「凄くね」
「華があってだね」
「素敵なチームだよ」
「強いだけじゃない」
「そう、強さ以上にね」
まさにというのです。
「華があって親しみやすい」
「負けても話題に出来るね」
「そうしたチームだね」
「全くだよ」
「あのチームの選手の人達も凄いよ」
弟さんは試合をするその人達のお話をしました。
「村山、藤村、三宅、遠井、辻、山内、色々華があって素晴らしい活躍する人達が揃っているからね」
「そういえば素敵な選手が多いね」
「僕は景浦という選手が好きだよ」
この人がというのです。
「そして藤村さんがね」
「ああ、あの背番号十の」
「あの人がね」
まさにというのです。
「好きなんだ」
「いい選手だね」
「この街に相応しいね」
「そうしたチームだね」
「全くだよ」
「このお城もいいお城だしね」
王子は今度はお城のお話をしました。
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