第六百五十七話 お姫様その十
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「遥かに凌駕して」
「連中が呑み込めない」
「そうした国でないとね」
「些細なことでも」
「それこそ」
こう話してだ、そしてだった。
四人でさらに飲むが四人共蒸留酒をかなりの量を飲んでいてかなり酔いが回ってきていた、それでだった。
カトリは今自分が飲んでいる酒についてこんなことを言った。
「飲んでる?」
「飲んでるわよ」
エイミーが酔漢の顔で答えた。
「この通りね」
「酔ってるわね、あんた」
「あんたもね」
「そうよね」
「いや、ラムとかジンって効くわね」
「コニャックもウイスキーもね」
「こうしたお酒ってね」
どうしてもというのだ。
「アルコール度強いからね」
「ちょっと飲んで効くわね」
「酔いがどんどん回って来るわね」
「凄い勢いでね」
「もうすぐに酔いたかったら」
ペリーヌもかなり酔った顔で言う。
「もうね」
「蒸留酒よね」
プリシラも言う、今はウイスキーを飲んでいる。
「何といっても」
「ええ、一気に酔えるわ」
「ワインとかより少しでね」
「特にあれね」
ペリーヌもウイスキーを飲みつつ言った。
「ウォッカね」
「あのお酒ね」
「ウォッカなんてね」
それこそというのだ。
「飲んだらね」
「ガツーーンという感じでね」
「一気に酔ってね」
「身体もあったまるわね」
「物凄い勢いでね」
「そうそう、だからね」
カトリは今はウイスキーを飲んでいるがプリシラとペリーヌの話に入った、真っ赤な顔で言葉の呂律も怪しくなっている。
「フィンランドでは昔からね」
「飲んでるのよね」
「地球にあった頃から」
「今フィンランドの星系寒い星ばかりでね」
「ロシアと同じよね」
「どういう訳かね」
「だからね」
そうした事情があってというのだ。
「それでなのよ」
「ウォッカ飲むのね」
「そうしてるのね」
「そう、それでね」
ウォッカを飲んでというのだ。
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