第六百五十七話 お姫様その九
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「本当に」
「それね」
「エウロパみたいな野蛮な連中が出来てるのに」
「礼儀作法を護ってるのに」
エイミーはまた言った、連合ではエウロパは十字軍から帝国主義時代の破壊と殺戮の歴史から野蛮で残虐としているのだ。
「連合が出来てないとね」
「もう駄目よね」
「失格過ぎるわ」
「本当にね」
「しかもエウロパより遥かに豊かよ」
エイミーはこのことも話した。
「それじゃあね」
「もうね」
「エウロパより遥かにね」
「礼節を尊んで」
そうした待遇で接してというのだ。
「おもてなしもね」
「もう豪華絢爛」
「そうでないとね」
「満足してもらわないとね」
「エウロパより遥かに」
「エウロパみたいな野蛮な国が出来ていて」
プリシラは言い切った。
「私達連合が出来ないなんてね」
「こんな嫌なことないわよ」
ペリーヌはコニャックを飲みながら言い切った。
「本当にね」
「そう、だからね」
プリシラはペリーヌに話した。
「セーラもね」
「満足してもらわないとね」
「お姫様はこっちの方がずっと少ないけれど」
それでもというのだ。
「待遇とおもてなしはね」
「エウロパよりずっとよくないとね」
「連合としては駄目よね」
「こっちは文明国でずっと豊かだしね」
「文化的にも進んでるし」
「それじゃあね」
「やっぱりそこは譲れないわね」
カトリも言った。
「というかエウロパにはね」
「何でもよね」
ペリーヌはカトリにも応えた、応えつつチーズを食べる。
「遥か上にないとね」
「圧倒してね」
「もう及びもつかない」
「そんな風でないとね」
「また征服されるし」
カトリはフィンランド人だ、エウロパから見ればカレリアがそうした国名になっているというものだが連合の者としてこう言った。
「そうなるからね」
「だからね」
「軍事力だけでなくね」
「もうあらゆることにおいてね」
ペリーヌはチーズを食べた後でラム酒を飲んで応えた。
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