暁 〜小説投稿サイト〜
星河の覇皇
第八十部第五章 秘密兵器その二十七

[8]前話 [2]次話
「外交を続けていきましょう」
「それでは」
「そしてです」
 そのうえでというのだ。
「平和的にです」
「交流を深めていき」
「そしてです」
 そのうえでというのだ。
「外交をしていくべきです」
「政府としてはですね」
「サハラと衝突する気はです」
「ないですね」
「はい、大統領もです」
 キロモト、彼もというのだ。
「サハラと衝突するお考えはなく」
「それで、ですね」
「そうです、これからはです」
「我々は国防に徹し」
「そして軍人同士で」
 八条はマックリーフに話した。
「交流を深めていって下さい」
「お互いにですね」
「そうです、やはり対立よりも」
「友好である方がいいですね」
「互いに銃を突きつけあっていますと」
 つまり対立状態にあればというのだ。
「それだけで、です」
「力を消費しますね」
「そうなります」
「我々はエウロパとそうなっています」
 バールはこの現実を話した。
「今も尚」
「そしてエウロパが敵ですね」
「紛れもなく」
「そこに多くの力を向けています」
「ここでサハラともなると」
「敵は相手が小さくとも」
 例えどれだけ国力差がろうとも、というのだ。
「敵であるならです」
「それだけで、ですね」
「多くの力を向けないといけません」
「それ故に」
「我々はエウロパ以外の敵を作らない」
「連合の基本戦略ですね」
「ですからサハラともです」
 統一されるこの地域に対してもというのだ。
「平和的にです」
「友好的な関係を築いていきますね」
「必ず」
 まさにというのだ。
「そうしますので」
「では」
「はい、オムダーマンとです」
「交流を深めていきますか」
「今すぐには出来ないですが」
 それでもというのだ。
「準備はです」
「していきますね」
「今から」
 この場で決定してそれをすぐに行動に移せないがそれでもというのだ、こうしたことも話してそうしてだった。
 八条はあらためだ、連合軍の制服組のトップの者達に告げた。
「我々のサハラへの戦略をです」
「この会戦で、ですね」
「おおよそ決定する」
「長官としては」
「オムダーマンの統一が決定的になったので」
 それ故にというのだ。
「ですから」
「今からですね」
「国防省としても準備をして」
「そしてオムダーマンが統一したならば」
「即座にです」
 まさにその時点でというのだ。
「動ける様にしましょう」
「そうしていきますか」
「オムダーマンと中央政府は既に国交がありますし」
 その関係は深くはない、しかしあることはあるのだ。
[8]前話 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ