暁 〜小説投稿サイト〜
おぢばにおかえり
第六十九話 先輩達と会ってもその二十七

[8]前話 [2]次話
「その時はお願いするわ」
「よかったらゴールデンウィークでも」
「ゴールデンウィークはずっとこっちよ」
「そうなんですか」
「ええ、そうしてひのきしんさせてもらうわ」
 このことはもう決めています。
「私はね」
「それじゃあ夏休みは」
「夏休みはある程度ね」
「自由ですか」
「ええ、ただ自動車免許取るつもりだから」
 このことはお父さんとお母さんにも言われています、教会にいますと行き来でどうしても必要だからです。
「あまり時間はね」
「ないですか」
「だから行ける時は言うわね」
「お願いします、本当に会って欲しいんで」
 かなり切実な言葉でした。
「楽しみにしています」
「楽しみなの」
「はい、本当に」
 私に強い声で言いました。
「ですから」
「お二人となのね」
「天下茶屋でお会いして下さい、それとです」
「それと?」
「大叔母さんおぢばにも帰ってくれるので」
 だからだというのです。
「そこでもです」
「お会いしてっていうのね」
「はい、大きい方の大叔母さんですが」
「お姉さんなのね」
「そうです、会って下さい」
 私に頼み込む感じでした。
「宜しくお願いしますね」
「新一君本当に大叔母さん達を大事に思っているのね」
「だから言うんです」
「そういえば前にお祖母さんのお一人滅茶苦茶に言ってたけれど」
 このことを思い出しました。
[8]前話 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ