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オズのホボ王子
第四幕その十

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「そうさせてもらうよ」
「来てくれるんだね」
「喜んで」
「それは何よりだよ、ではね」
「それではね」
「リンキティンク王の国に行かせてもらうよ」
 つまりパーティーに参加するというのです。
「ピンクの子熊と伍長も一緒だよ」
「三人で来てくれるね」
「是非ね、ただね」
「ただ?」
「我々はぬいぐるみだから」
 それでというのです。
「飲むことと食べることはね」
「ああ、その必要はないね」
「かかしさんや樵さんと一緒だよ」
 このことはというのです。
「そのことは」
「わかっているよ、それではね」
「食べものや飲みものはいいよ」
「それではね」
 このこともお話するのでした、そしてです。 
 お話が終わって一行は熊センターから今度はご飯とルーを最初から混ぜてあるカレーを食べる為に日本風の街に行くことにしましたが。 
 ここで、です。王子はこんなことを言いました。
「食べる必要がない人もいることはね」
「大事なことね」
「オズの国ではね」
 王女に答えます。
「そのことは」
「そうよね」
「ラベンダー熊もお話してくれたけれど」
「オズの国ではそうした人もいるわ」
「そうなんだよね」
「色々な人がいて」
 そうしてというのです。
「そのうえでね」
「その中にはね」
「食べる必要がない人もいるんだよね」
「ラベンダー熊もそうで」
「かかしさんも樵さんもで」
「皆ね」
「そうだから」
 それでというのです。
「パーティーではね」
「そうした人達もいて」
「おもてなしをするわね」
「そうした人達の為にもね」
 是非にというのです。
「そうだよ」
「そうよね」
「それとね」
「それと?」
「いや、食べない人達へのおもてなしはね」
 それはというのです。
「面白いものをね」
「用意するのね」
「そうした人達は寝る必要も休む必要もないね」
「そうなのよね」
「だから夜も遊べるから」
 だからだというのです。
「夜は映画もゲームも用意して」
「楽しんでもらうのね」
「そう考えているけれど」
「いいと思うわ」
 王女は笑顔で答えました。
「オズの国にはそうした人もいて」
「そうした人達のおもてなしも考える」
「いいことよ」
「それではね」
「そしてね」
 王子はさらに言いました。
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