第四百九十五話 GOD BASTERその十一
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「今からな」
「そうしてもらうで」
「そしてだな」
「ああ、ここで戦い続けるで」
「では今からですね」
ハードコア=アリスがまた言ってきた。
「私達も」
「一緒に戦おうな」
「宜しくお願いします」
「そうしよな」
「では僕は超能力を使います」
律はこう述べた。
「そうしていいですね」
「ああ、敵の中で竜巻を出してくれるか」
「そうします」
超能力、念動力を使ってというのだ。
「僕は」
「そうしてもらうで」
「そしてそこで、ですね」
「三人で攻撃仕掛ける」
自分と蔵人そしてハードコア=アリスでというのだ。
「そうするで」
「ああ、やってやるぜ」
「あの、私でしたら」
ハードコア=アリスは自分から言った。
「死なないので盾に」
「ああ、そうせんでええわ」
雄大は彼女に笑って答えた。
「戦ってくれるか」
「盾でなくですか」
「そうしてくれるか」
「そうですか」
「皆いつも言うてるやろ。自分を犠牲にするよりもな」
笑ったまま言うのだった。
「前に出てな」
「そうしてですか」
「戦うんや」
「今は幸せですね」
白夜は彼女の本来の世界でのことを問うた。
「そうですね」
「はい、スノーホワイトさんにたまさんもおられて」
二人が元の世界でも友達でというのだ。
「ルーラさんもおられて」
「あの人はそうしたことで人を嫌いませんね」
「絶対に、いつも助けてもらっています」
「それで幸せならです」
「それならですか」
「暗い考えにならずに」
そうしてというのだ。
「前を向いてです」
「戦えばいいですか」
「はい」
「そうよ、自分がしたことを気にすればいいのよ」
椛も優しい声をかけた。
「自分以外のことで言われてもよ」
「それでもですか」
「気にしないことよ」
一切というのだ。
「まして今はお友達に守ってくれる人がいるなら」
「それならですか」
「暗い考えは持たないで」
そうしてというのだ。
「前を向いて歩きましょう」
「戦いでもですね」
「同じよ、では前に出てね」
「盾でなくですね」
「戦って、そちらは任せたわ」
「自分自身がどうかだ」
王馬も言ってきた。
「他に何を考える必要がある」
「私自身がですか」
「俺はそうして生きている、そしてお前に悪いものは見ていない」
一切というのだ。
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