第四百九十五話 GOD BASTERその十
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「ダクネスさんも暴走しません」
「それでは」
「頑張ります」
「私もそうします」
五恵も言ってきた。
「そしてダクネスさんの暴走を防ぎます」
「待て、それは困る」
当のダクネスは三人の対応に困った顔で言った。
「私は苦境が好きなのだ」
「そうなると暴走しますので」
エイナはダクネスにも話した。
「ですから」
「暴走したら駄目か」
「戦いは冷静にしてこそです」
「そう言うのか」
「はい、では」
「私はか」
「冷静に戦ってもらいます」
彼女の思惑通りでなくというのだ。
「その様に」
「くっ、残念だ」
「残念でなくです」
エイナはさらに言った。
「勝つ為に」
「その為にか」
「そうしていきましょう」
「そう言われると頷くしかない」
ダクネスにしてもだった。
「私も勝つ為にここにいるからな」
「それでは」
「勝つ為にそうしよう」
「それでは」
こうしてダクネスも大人しくなった、そうして戦い続けた。
雄大は今の戦局を見て言った。
「正面はわいと倉敷や」
「俺もか」
「そや、二人で攻めてや」
そうしてというのだ。
「右は白夜と椛でや」
「わかりました」
「そこから攻めるわね」
「左は黒鉄の兄貴や」
「俺か」
「今左に一番敵が多いが」
それでもというのだ。
「おどれやと一人でいけるやろ」
「あの程度の数で俺が負けると思うか」
「思わんからや」
だからだというのだ。
「頼むで」
「ではな」
「今は加我が休んでるしな」
見れば巨体を横たわらせていびきをかいている。
「正面は二人でやるか」
「いえ、私もお願いします」
ここでハードコア=アリスが来た。
「今戻りました」
「おっ、嬢ちゃんが来てくれたか」
「二ノ宮さんに言われまして」
それでというのだ。
「休憩が終わりましたら」
「来てくれたんか」
「そうです」
「僕もです」
律も来た。
「宜しくお願いします」
「嬉しい助っ人や、二人も来てくれたらな」
雄大はその彼等を見て笑顔で述べた。
「鬼に金棒や、全力で攻めてくで」
「そうするか、暴れてやるぜ」
蔵人は両手にそれぞれ武器を出して笑って述べた。
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