第四百九十五話 GOD BASTERその八
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「そうして食べないと駄目だよ」
「ですわね。もやしが軸にしましても」
詠はこのことは譲らなかった。
「ですが」
「バランスよくだよ」
「食べることですわね」
「そうしないと駄目だよ」
絶対にというのだ。
「だからね」
「召し上がりましょう」
「今はね」
こう話してだった。
戦士達は食事も摂った、そして。
千寿では戦いが続いていた、ダクネスはその中で喜んでいた。
「いい、いいぞ」
「あの、全然よくないですが」
五恵が応えた。
「敵は倒しても倒しても出て来ていますので」
「だからこの人は違うだろ」
「そうだろ」
「あんたもわかってるだろ」
トン、チン、カンが五恵に言った。
「戦ってピンチならな」
「もうそれがいいんだよ」
「絶体絶命の状況にいることがな」
「この状況で戦うこそがだ」
ダクネス自身も言う。
「いいのだ、しかしだ」
「しかし?」
「何だよ一体」
「どうしたんだよ」
「いや、今目の前にオウルオルフェノクが出て来たが」
その怪人を見ての言葉だった。
「あの怪人は元々は海堂さんにだったな」
「はい、あの人の音楽人生を奪っていますね」
五恵が答えた。
「オリジナルは」
「そうだったな」
「最低の男でした」
「全くだ、今のあの怪人はあの男ではないが」
「それでもですね」
「思い出さずにはいられないな」
その最低の輩をというのだ。
「やはりな」
「左様ですね」
「ならだ」
ダクネスは剣を構えてこうも言った。
「奴は私が倒す」
「そうされますか」
「あいつの周りのオルフェノクもな」
「まとめてですか」
「倒す」
そうするというのだ。
「ここはな」
「では宜しくお願いします」
「その様にな」
こう言ってオウルオルフェノクをだった。
五恵のフォローを受けつつそのうえで彼の周りのオルフェノク達ごとまとめて倒した、だがここで。
即座に新手が出た、しかしその新手は。
「任せて」
「私達が倒すわ」
メリダとエリーゼが来た、そうしてだった。
そのオルフェノク達を倒した、そのうえでダクネスに話した。
「休憩は終わったから」
「一緒に戦いましょう」
「ああ、じゃあ俺達はこれでか」
「一時休憩か」
「そうなるな」
「ああ、今二ノ宮の旦那から連絡を受けたぜ」
ロム爺が三人に言ってきた。
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