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DOREAM BASEBALL 〜夢見る乙女の物語〜 
準決勝開始!!
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くすると、まもなく試合開始の時間になるため、選手たちを集める。

「今日の相手は日帝大と違って守備力に比重があるチームだ。でも何も心配ねぇ、お前らなら最低でも6点は取れる」

何を基準にその点数が出てきたのかは伝えないが、ここまで彼の予想が外れたことがないため少女たちはその言葉を信じ切っている。そのことが表情から感じ取れることでカミューニは小さく頷いた。

「いつも通り守っていつも通りに打つ。それをできれば勝てるからな。あと二つ、勝って行くぞ、全国」
「「「「「はい!!」」」」」

まもなく始まる試合に向けて整列の準備へ入る桜華学院。それと同じように明宝学園も円陣を組んでいた。

「今日の試合……早めに点取って瑞姫に楽に投げさせてやりたいな」

陽香が登板できない今、瑞姫一人で二日間を戦い抜かなければ明宝学園の優勝はあり得ない。それを考えれば打線の爆発が何よりも重要な課題となってくる。

「上位打線……特に三年生は死に物狂いで打てよ。後輩を助けてやれ」
「「「「「はい!!」」」」」

両校がベンチ前に並ぶと審判員が出てくる。この中で真ん中にいた男性の合図で全員が中央へと集まる。

(さてさて……面白い試合にしてくれよ)
(まずは立ち上がり……頼むぞ、瑞姫)

あくまで余裕を見せ続けるカミューニと期待と不安が入り交じっている真田。真逆な両指揮官の思考をよそに準決勝第二試合が開始された。





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