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レーヴァティン
第二百四十七話 札幌入りその七

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「言う人がいるでござるが」
「愚の骨頂だな」
「全くでござるな」
「愚か過ぎてだ」
 それでというのだ。
「話にもならない」
「そうでござるな」
「敵が来ないと思っているのか」
 無防備な軍隊がない状況でというのだ。
「一体」
「何も備えがないならでござる」
「欲深い国ならな」
「襲って来るでござる」
「普通にな」
「そうしてくるでござる」
「そんなことは一目瞭然だ」
 それこそとだ、英雄は言い切った。
「そしてだ」
「そのうえで、でござるな」
「それが他国とは限らない」
「テロリストもいるでござる」
「この世界では賊もな」
「いるでござる」
「他国は外交でどうにか出来ても」
 それでもというのだ。 
「テロリストは違う」
「そうでござるな」
「連中は何かおかしな考えがあってだ」
 そのうえでというのだ。
「人を巻き込もうが平気だ」
「殺そうが何をしようが」
「そんな連中と話が出来るものか」
「不可能でござるな」
「そうだ」
 まさにというのだ。
「そんな連中警察で対応しきれないとな」
「軍隊が必要でござる」
「そうだ、そして賊もいる」
「起きた世界でもでござる」
「テロリストがいてな」
 そしてというのだ。
「賊もいる、賊を成敗する為にもな」
「軍は必要でござる」
「この世界だと獣や魔物もいてだ」
「しかも強いでござる」
「だからだ」
 そうしたことがあるからだというのだ。
「退治に冒険者を向かわせるだけではだ」
「危うい場合もあるでござる」
「そうした時もあるからな」
「軍隊は必要でござる」
「そして今話している災害にもな」
「必要でござる」
「そうしたことがわかっていないならだ」 
 それならばというのだ。
「まさにな」
「愚の骨頂でござるな」
「そうしたことをわかっていないで政を語るとな」
 非武装中立論である、日本国憲法を平和憲法と呼びその九条から言っているが現実はどうかというのだ。
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