第二十話 楽しく食べられるその十
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「お酒ばかり飲んでね、煙草もだから」
「相当不健康ね」
「幾らトレーニングを積んでいても」
それで鍛えていてもというのだ。
「不健康そのものよ」
「早死にする?」
「普通はね」
「普通はなの」
「あの人死神がスポンサーに付いているらしいから」
そうしたことは作中で言われることもあった。
「まあそうそうはね」
「死なないのね」
「主人公とは違った意味でね」
「あの主人公はほぼ不死身ね」
「ギャグ漫画だけあってね」
「そうよね」
「けれどあの人もね」
今話しているそのキャラクターもというのだ。
「バトルでもやたら運がいいしね」
「健康面でもなのね」
「そうそうはね」
「死なないと思うのね、かな恵は」
「そう思うわ」
こう富美子に話した。
「あの人も」
「そうなの」
「兎に角お肉とお酒ばかりなのは」
「絶対駄目ね」
「ましてそこに煙草もってなると」
もっと言えば極端なヘビースモーカーだ。
「府県層過ぎるわ、私煙草は大人になっても絶対に吸わないってね」
「決めてるのね」
「身体に悪いから」
このことが明白だからだというのだ。
「それでね」
「一生吸わないつもりなのね」
「富美子ちゃんもでしょ」
「うち誰も吸わないしね」
富美子もそれはと答えた。
「火事の元でしょ、それにお金も使うでしょ」
「結構ね」
「それだったらね」
「吸わないのね」
「お金かけて火事になるなんて」
それこそというのだ。
「馬鹿なことだから」
「それでなのね」
「私も煙草はね」
「吸わないのね」
「お酒の方がいいわよ」
遥かにというのだ。
「だからね」
「煙草は吸わないのね」
「そんなの吸うなんて」
それこそというのだ。
「問題外よ、かな恵の言う通り健康に悪いしね」
「そう、寿命縮まるわよ」
「そうよね」
「あの淀殿もかなり吸っていたらしいけれど」
愛用も煙管もあったという。
「あの人短気だったのよね」
「それで有名よね」
富美子もそれはと答えた。
「あの人って」
「ヒステリー持ちでね」
それでというのだ。
「もうその都度気持ちを落ち着かせる為にね」
「煙草吸ってたのね」
「ええ、けれどこれってね」
「余計に悪いのよね」
「ニコチン切れたら」
「その都度イライラしてね」
「そうなってね」
それが為にというのだ。
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