第二十話 楽しく食べられるその九
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「平気で車に乗ってるでしょ」
「作品の中で飲酒運転って言われてたわね」
「しかも葉巻吸いながらね」
「そっちも凄かったわね」
「一日百本って感じのね」
そこまでのというのだ。
「上に超が付く位のね」
「ヘビースモーカーで」
「そっちも駄目でね」
「朝からワイン一本で」
それを朝食にしてというのだ、同棲相手で同性でも妻と言っていい相手がしっかりと朝食を作ってもだ。
「それでお昼もよね」
「飲んでたわね」
「ステーキにワインでワインは二本よね」
「合せて三本ね」
「身体に滅茶苦茶悪いから」
どう見てもという口調での言葉だった。
「それって」
「かな恵だったら止める?」
「朝の時点でね」
ワイン一本空けた時点でというのだ。
「煙草も滅茶苦茶だし」
「一日百本だとね」
「只でさえ悪いのに」
それなのにというのだ。
「一日百本とかね」
「問題外ね」
「そっちもね、しかもあの人お肉しか食べないのよね」
「ステーキとワインだけとかね」
「言われてたわね」
「お野菜も食べないと」
こちらもというのだ。
「絶対にね」
「身体に悪いのね」
「結構政治家の人なんか忙しくて」
その為にというのだ。
「インスタントとか冷凍食品だけとか」
「それよくないわね」
富美子もそれはと答えた。
「絶対に」
「そう、そんな食生活は」
「かな恵としては」
「駄目としか言えないわ、簡単でも調理して」
そうしてというのだ。
「時間がなくてもね」
「ちゃんとしたもの食べるべきね」
「お野菜もね、果物もあるから」
「そっちでもいいの」
「兎に角そうしたのも食べないと」
ビタミンや繊維質等を摂らねばというのだ。
「身体に悪いのよ」
「それであの少佐さんも」
「あんな生活だとね」
「身体壊すのね」
「成人病一直線よ」
まさにという言葉だった。
「あの人は」
「そうなのね」
「絶対にね」
一も二もないという口調でだ、かな恵は言い切った。
「金髪の天才さんよりもね」
「危ない生活ね」
「煙草と極端な偏食もあるから」
「余計に」
「悪いわ」
「あの人はそうなのね」
「あの漫画読んでいていつも思うわ」
そのキャラの偏食についてというのだ。
「何かここ数年というか二十巻位殆ど出番ないけれど」
「奥さんの方もね」
その同性の同棲相手もというのだ、富美子は言った。
「ずっとレギュラーだったのに」
「もう一人の主役位だったのに」
「それがね」
「出なくなったわよね」
「どういう訳かね」
「そのことが寂しいけれどその食生活はね」
それはというのだ。
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