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死海文書
第三章
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からないな」
「本当にな」
 こう話すのだった。
「世の中が大騒ぎになる位の価値があったとか」
「驚くしかないな」
「ああ、あんな二束三文がな」
「本当にわからないもんだ」
 二人でこう話した、そのうえで騒動を見るのだった。
 死海文書はユダヤ教それにキリスト教の中で歴史的な発見だとされ今も研究され調査が行われている、だがそのはじまりはこうしたものだった。ほんの些細なはじまりが大きな出来事になる。こうしたことは実際に起こるのである。


死海文書   完


                2022・1・16
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