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竜のもうひとつの瞳
第八十七話
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 あらあら、佐助がピンチ? でも知るもんか。一遍物凄い目に遭って来いってんだ。

 「覗いてない!! 俺は女はかすがみたいにメリハリのある身体の方が好きだから!!
あんな着物の上からでも分かるくらいに平べったい胸なんか見たって」

 「破廉恥でござるぅうううううああああああああああ!!!!!!」

 「ぎゃあああああああああああ!!!!!!!!」

 馬鹿正直に言い訳をした佐助の顔面を見事に幸村君の拳が打ち抜いていた。
小十郎ったら絶妙なタイミングで離すもんだから、佐助が奥の方に吹っ飛ばされて見えなくなっちゃったし。

 「小夜殿!! 今後このようなことがないようにきつく叱っておきますゆえ」

 「あー……いいよ、もう。佐助だって気苦労が耐えないから、覗きでもやらないと精神的に耐えられないのよ。
だから、甲斐に戻ったら少し休ませてあげなよ。お医者さんにでも診て貰ってさ」

 完全に病人扱いしてやりました。へへっ。

 別に佐助が嫌いってわけじゃないのよ?
ただ、女の恨みは深いっていうか、ねちっこいっていうか……少しくらい、学習してもらわないとね。

 ってなわけで、明智を倒したことで舞台も消えたし、先に進んじゃった佐助を追って奥へと向かうことにした。
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