第四百四十六話
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第四百四十六話 パーティーに行く前は
美奈子は華奈子にさらに言った。ドレスを着て行くことは決まったが彼女はそこからさらに話したのだ。
「あとパーティーに行く前はね」
「ドレスを着る前ね」
「そう、その前はお風呂に入ってね」
「あっ、奇麗にして」
「そしていい匂いになってね」
入浴で身体を清めてというのだ。
「そうしてね」
「行くのね」
「やっぱりお風呂に入ると奇麗になるでしょ」
「そうよね」
「だからね」
それでというのだ。
「まずはね」
「お風呂に入って」
「そしてね」
そのうえでというのだ。
「行きましょう」
「そうね、香水とか付けられたら大人ね」
「あっ、香水は別にいいらしいわ」
「そうなの」
「ええ、お母さんが言ってたけれどね」
二人の母親がというのだ。
「ちゃんと毎日お風呂に入っていたらね」
「香水は必要ないの」
「お風呂に入って石鹸かボディーソープで身体洗って」
そうしてというのだ。
「シャンプーとリンスで髪の毛も洗ったら」
「それでなの」
「そう、それでね」
「身体が奇麗になるだけじゃなくて」
「いい匂いもする様になるから」
だからだというのだ。
「もうね」
「お風呂だけでいいのね」
「元々香水はお風呂に入らなくて」
それでというのだ、実際に欧州の貴族社会では入浴を殆どしなかったのでそれで匂い消しに香水を使っていたのだ。
「それで使っていたから」
「お風呂に入っていたらなのね」
「いいから」
「そうなのね」
「そう、だからね」
それでというのだ。
「香水はいいわ」
「そうなのね、わかったわ」
華奈子もそれならと頷いた、そうしてだった。
パーティーに行く前にお風呂にも入ることも決めた、二人はそうしたことも話していったのだった。
第四百四十六話 完
2022・2・11
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