第四幕その一
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第四幕 妖精と熊
一行は今度はテーマパークに着きました、そこに入るとです。
王子は皆にこう言いました。
「この街にいるね」
「はい、七人の妖精の人達をですね」
ジョージが応えました。
「探すんですね」
「そしてね」
そのうえでというのです。
「パーティーに招待しよう」
「そうしましょう」
「是非ね」
こう言ってでした。
皆はテーマパークの中を歩きました、その中にはミラーハウスやお化け屋敷はジェットコースターがあります。
そして観覧車もありますが。
王女は観覧車から降りた人達を見て言いました。
「あっ、あそこに」
「あっ、おられるね」
「そうね」
「間違いないよ」
王子は今観覧車から降りた七人の妖精の女の子達を見て言いました、見ればそれぞれの色の服を着ています。
「あの人達がね」
「七人の妖精ね」
「そうだよ」
「探せば見付かる」
「それがオズの国だしね」
「それじゃあね」
「今から声をかけよう」
こうお話をしてでした。
一行は観覧車のところに行きました、そしてです。
七人のところに行くとです、妖精の女王であるヨシノは目を丸くして言いました。
「あら、久し振りね」
「そうですね」
マユが応えました。
「オズの国の名誉市民の子達に会うのは」
「そうね」
「ボボ王子にアン王女に」
アイリは二人を見て言います。
「ムシノスケ教授とモジャボロさんと弟さんも」
「どの人達も久し振りね」
ミナミも言います。
「本当に」
「こうしたところで会うなんて奇遇ね」
ミユはしみじみと思いました。
「私達の国に来てくれたんじゃなくて」
「縁ね、これも」
ミウミはこう言いました。
「行った先でお会い出来るなんて」
「そうよね」
カヤは皆の言葉に頷いています。
「それもまた」
「いやいや、実は君達を探していたんだ」
王子は妖精達に笑顔で答えました。
「僕達はね」
「探してたの?私達を」
「どうしてまた」
「私達に何か用?」
「それで探していたの?」
「ここに来ていると聞いてね、そしてね」
王子はさらに言いました。
「君達を僕が主催するパーティーに案内したいんだ」
「それが用なの」
「そうなの」
「私達をパーティーに招待してくれるの」
「そうしてくれるの」
「そう思ってね」
それでというのです。
「君達がテーマパークに来ていると聞いてね」
「それでなのね」
「わざわざここまで来てくれて」
「私達を招待してくれたの」
「そうなの」
「そうだよ、それでどうかな」
王子は妖精達に微笑んで尋ねました。
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