第四百九十五話 GOD BASTERその六
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「いい肉だ」
「そうなんですか」
「かなりな」
こう言うのだった。
「だからだ」
「僕達もですか」
「食えばいいですか」
「存分に食おう」
砕城は二人に微笑んで話した。
「そしてだ」
「体力を回復させて」
「それで寝ればいいですね」
「そうだ、こうした時は食うことだ」
戦いの時はというのだ。
「腹が減ってはというしな」
「そうそう、お肉をたっぷり食べてね」
チャーミーがにこやかに出て来た。
「お野菜もね」
「そちらもです」
砕城はチャーミーにも温和でかつ紳士的に応えた、見ればチャーミーはもう食べはじめていて肉にかぶりついている。
「そうしましょう」
「バランスよくね」
「お野菜も食べますと」
出久はほうれん草にひたしを食べながら応えた。
「口飽きしなくて」
「むしろその方がだな」
「よく食べられますね」
「だからいい」
「こうしてだよ」
チャーミーはトマトにもかぶりついて話した。
「お野菜を口なおしに食べて」
「それからですね」
「またお肉を食べればね」
「余計に美味しくて」
「しかも沢山食べられるんだ」
そうなるというのだ。
「栄養バランスもいいしね」
「悪いことはないですね」
「そうだよ、だからね」
「お野菜もですね」
「沢山食べようね」
「いやあ、美味いですね」
アスタはトマトにかぶりつき一個食べてからまた焼き肉を食べて言った。
「本当に」
「そうだよね」
「これは幾らでも食べられます」
「もやしもいいですわよ」
詠も出て来た。
「こちらも」
「あっ、もやしもですか」
「おひたしにしましたけれど」
「ほうれん草と同じですね」
「どうでしょうか」
「いただきます」
「そうそう、もやしも食べよう」
チャーミーは詠の誘いにも応えた。
「身体にいいしやっぱり口なおしになるしね」
「だからですわね」
「食べよう、あと詠ももやし以外のものも食べる様になったね」
「皆さんと一緒にいまして」
それでとだ、詠はチャーミーに答えた。
「それで、ですわ」
「食べる様になったね」
「それも美味しく」
「詠さんもそうなって何よりですね」
「そうだよな」
アスタは出久の言葉に肉を食べつつ頷いた。
「本当にな」
「物凄くいい人ですし」
「悪忍の人皆そうだな」
「わたくし達悪なんですが」
詠は二人の話に少しバツが悪そうに述べた。
「それでもですか」
「いえ、お心はです」
「滅茶苦茶いいじゃないですか」
二人でその詠に答えた。
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