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DOREAM BASEBALL 〜夢見る乙女の物語〜 
考え方の違い
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く佐藤。彼女を見送った町田はベンチにドッカリと腰掛ける。

(エースに立ち直ってもらうためにもう一度マウンドに上げる?そんなの必要ねぇよ。エースに選ばれたら常に完璧な投球をしてもらわなければいけない。例え前の試合で打ち崩されようと調子を崩していようとだ)

背番号1を付け大喜びする少年。その姿を10を持った町田はタメ息を付きながら見ていることしかできない。

(エースと控えじゃあ力が違うのか?やってきたことが違うのか?仮にそうだとしても、俺はお前を信じるよ、萌乃)

マウンドに上がる少女は体格も能力もエースに比べれば格段に落ちる。しかしそれでも彼女を町田は信頼していた。

(俺がこの舞台に送り出すってことは戦い抜ける力があるってことだ。その場しのぎとか次に繋ぐとかそんなことはいらねぇ。俺は俺が育ててきた選手たちを信じる。先入観なんか一切なくだ)

鋭い眼光でフィールドを睨み付ける彼に部長である女性もベンチにいた少女たちは恐怖を感じていた。しかしすぐにその表情が和らいだことで彼女たちはホッと胸を撫で下ろした。







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