ハーケン会戦〜貫く意志〜
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オーレリア将軍の声が聞こえた後側面から黄金のシュピーゲルを操縦するオーレリア将軍率いるヴァイスラント新生軍の精鋭部隊と深紅のヘクトルを操縦するギュランドロス率いるクロスベル帝国軍の精鋭部隊が自分達の行く道を阻む敵達を吹き飛ばしながら側面から現れてリィン達と共にヴァンダイク元帥達と対峙した!
「き、貴様らは――――――!」
「お、黄金の羅刹にその深紅のヘクトルは確か……六銃士の一人にしてクロスベル皇帝の片割れ、”紅き暴君”の専用機……!?」
「オーレリア将軍閣下……!それにギュランドロス陛下まで……!?」
「フフ、間に合ったようで何よりですわ。」
オーレリア将軍達の登場にエレボニア帝国軍が驚いている中リィンもエレボニア帝国軍同様驚き、ミュゼは静かな笑みを浮かべて呟き
「フッ、我らをヴァンダイク元帥達の元へとたどり着かせない為の部隊はこちらの予想よりも抵抗は激しかったのですが、こちらにとっても予想外の援軍のお陰で何とか間に合いました。」
「クク、ゼムリア大陸の歴史に残るこの大戦を締めくくる事になるこの戦いにクロスベルだけ参加しないのはどうかと思って、急遽部隊を結成して援軍に来てやったという訳だ!だぁっはっはっはっ!」
「たったそれだけの理由で、総大将自らが部隊を率いる危険を犯すなんて、理解不能です。」
「ア、アハハ……ギュランドロス陛下の行動はお父様どころかギュランドロス陛下を最も理解していらっしゃっている三銃士の方々すらも予想できないとの事ですから、仕方ないかと……」
苦笑しながら答えたオーレリア将軍の言葉に続くように答えた後豪快に笑ったギュランドロスの様子にリィン達がそれぞれ冷や汗をかいて表情を引き攣らせている中アルティナはジト目で呟き、メサイアは苦笑していた。
「何はともあれ、天下分け目の決戦となるこの大戦を終結させる為にもここからは我々も其方達に加勢させてもらおう、シュバルツァー少将。」
「当然俺様達も加勢するぜ、シュバルツァー!」
「加勢、ありがとうございます。――――――本当に残念です、学院長。だったら、俺もこの大戦を終結させる為……そして俺の目的の為にも貴方を討つ!」
オーレリア将軍とギュランドロスの申し出に感謝の言葉を口にしたリィンは決意の表情を浮かべてヴァンダイク元帥が操縦するゴライアスを睨んだ。
「(この戦争が始まってから本当に大きく成長したものじゃの……)――――――笑止。幾ら複数の騎神達の力があり、黄金の羅刹とクロスベル皇帝の加勢があろうとも、エレボニア帝国軍の総大将たる儂の首はそう簡単に取らせはせぬぞ、リィンく――――――いや、”灰色の騎士”!!」
リィンの決意を聞き、リィンの成長の速さに心の中で喜んでいたヴァンダイク元帥
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