ハーケン会戦〜貫く意志〜
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す”――――――つまり、”ヴァンダール流の新しい戦い方”を見つけるという”偉業”を成し遂げられたのですか……!?」
ステラの説明を聞いたクルトは驚きのあまり絶句し、セレーネは信じられない表情で訊ねた。
「フフ、フォルデ先輩は”馬に乗りながら槍を振るった方が楽だからと思ったから騎馬戦でもヴァンダール流を振るえるようにした”だけですから、本人はそれがどれ程の”偉業”であるかを自覚していないご様子ですけどね。――――――勿論、フォルデ先輩ご自身の才能やセンスも関係しているとは思いますが。」
アルフィンの質問にステラは苦笑しながらフォルデを見つめて答えた。
「……………………」
一方ベアトリース達が最前線で戦っている中後方で待機している部隊の中にいるヴァリマールの核の中でリィンは自分達の出番を待つかのようにその場で目を伏せて精神統一をし続け
(兄様…………)
(大丈夫……今の兄様なら恩師であったヴァンダイク元帥を討つ事にも躊躇わないわ……!)
(覚悟を決めて時が来るのを待っている今のシュバルツァー少将にはもはやかける言葉は不要、ですわね。)
(……どうやら既に恩師であるヴァンダイク元帥を討つ覚悟は決めたようですね。”彼女”が今の彼を見れば、彼の成長を誇るでしょうね……)
リィンの様子を映像端末で見守っているエリスは心配そうな表情で、エリゼとミュゼは真剣な表情で、リアンヌは静かな笑みを浮かべて見守っていた。するとその時最前線で戦い続けていたベアトリース達が進軍し続けているヴァンダイク元帥達への道を切り拓き
「!今です!リィン隊並びにプリネ隊、敵総大将への突撃を開始してください!」
「了解した!――――――リィン隊、突撃!!」
「プリネ隊、突撃開始!!」
「イエス・コマンダー!!」
「イエス・マム!!」
道を切り拓いたベアトリース達の様子を見たルシエルが通信でリィンに状況を伝えるとリィンとツーヤが号令をかけ、二人の号令に応じたリィン隊とプリネ隊の面々はヴァンダイク元帥達へと突撃し始め
「さあ!私達はリィン達の突撃が成功するように援護しますわよ!」
「イエス・マム!!」
「さてと……私達も”光の剣匠”や姉弟子(仮)達が来るまでの”準備運動”を始めようじゃないかな!」
「さり気なく俺をその中に含めるなっつーの!」
「ハッ、文句を言っている暇があったらとっとと敵兵の一人くらい殺りやがれ、裏解決屋!!」
「フフ、それでは私達も行きましょうか。」
ヴァリマール達が突撃を始めるとセシリアは号令をかけて”紅き翼”と戦う予定のメンバーと共にヴァリマール達の後を追い、不敵な笑みを浮かべて号令をかけてセシリア達のようにヴァリマール
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