悪魔と邂逅します
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とか使えるようになった新たなる覇龍の形態だってある。
鎧となったり譲渡したりやらは他の神話級の武器にもない性能だし、事実ギィさんもドライグのことを認め、わざわざ覇龍の新たな形態にギィさん自らが《《命名》》してくれたくらいだもの。
でも、存在値という点でいえばギィさんの“世界やミリムさんの“天魔”。マサユキ…ていうかルドラの“地神”なんかの方がドライグよりもでかかったし…。“ヴェルドラソード”なんか絶対に勝てないと思う。
ましてや、魔王勢に勝てるかといわれると微妙といわざるを得ない。
進化した覇龍を使えばルミナスさんやレオンさんならばそこそこはいい勝負できるとは思うけど、天魔大戦を経てあの二人もパワーアップしてるようだったし、勝てるとは言い切れない。そもそもあの形態負担がでかすぎて今の俺じゃもって数分しか持続できないし。
それじゃあ魔王…ましてや、リムル、ミリムさん、ギィさんには絶対に勝てないと断言しよう。
武器性能だけで勝てるほど魔王は甘くないのである。
『いや、事実だが言い方というのがあるだろう…。結構傷つくぞ…。』
悪い悪い。まあでも、あくまで数値の上の比較をしただけでドライグは俺にとって最高の相棒なんだから、あんま気にするなって。
「?どうしたの?」
「あ、なんでもありません。」
おっといけない話がそれた。
「まあいいわ。それで次はミッテルトさんね。あなたも神器を持っているのかしら。」
グレモリー先輩の言葉にオカルト研究部の視線がミッテルトの方へ向く。
ミッテルトは少し気まずそうな表情をしながら頬をかく。
「あー、えーと、この状況のなかひじょーに言いにくいんすけど…。」
俺が話したのを見てミッテルトも正直に話した方がいいと思ったのか、黒い鳥のような羽を二枚出し、気まずそうに呟く。
「実は…うち堕天使なんすよね…。」
「な!!?」
そのミッテルトの言葉を聞いたグレモリー先輩達は全員臨戦態勢に入り、ミッテルトに向かい合う。
正直言ってミッテルトからすれば物の数ではないのだが、念のため俺も彼女を守るように立ちふさがる。
「あ、いやまあ警戒するのも仕方ないっすけど、うちは昨日の堕天使とは本当に無関係っす。そもそもうちは神の子を見張る者に所属してない、言うなればはぐれの堕天使なんで…。」
「はぐれの堕天使…?それを信じろっていうの?そもそも、貴女は何が目的でこの学園に入学したの?」
グレモリー先輩はミッテルトのことを訝しげに見つめる。相当警戒しているようだ。
堕天使と悪魔は敵同士ら
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