悪魔と邂逅します
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大きな破壊跡が残っちまったわけだしそこに俺たちの持ち物があるとなれば行き着くのは簡単だろう。
すなわち俺たちが堕天使を撃退したという事実に…。
ミッテルトのことをジト目で見つめると彼女もまた気まずそうに視線を反らした。
まあ、ここは角がたたないように正直に言うか。
「ええ、確かに昨日の堕天使は俺とミッテルトが撃退しました。でも、それとグレモリー先輩にどんな関係があるんですか?」
するとグレモリー先輩は誇らしげに漆黒の羽を背から出す。
「まずは私達のことを言っておく必要があるわね。実は私達は全員悪魔なのよ。」
「あ、はい。」
「あら?驚くと思っていたのに…。」
「まあ、最初から知ってましたし…。」
俺からすれば既に知っていることだし軽く流す。
驚くと思っていたのかグレモリー先輩は少し不満げだ。
「私たちのことを知ってるってことは、裏と関わりがあるのかしら?」
「関わりとかはあまりないですけど、俺の神器に封じられてるドラゴンとミッテルトがある程度なら教えてくれたので…。」
「!あなた、神器を持っているの?それに、封じられたドラゴンってどういうこと!?」
俺の言葉に対し、訝しげな表情で訪ねる。
別にいいかな?ドライグ?
『俺に聞くな。お前が決めろ。』
ドライグからすればどちらでもいいっぽいな…。ドライグの許可ももらったことだしまあいいか。
俺は腕に“赤龍帝の籠手”を出す。
「これが俺の神器、“赤龍帝の籠手”です。」
「“赤龍帝の籠手”!?神をも滅する“神滅具”の一つ…。
こんな近くに所有者がいたなんて…。」
なんか思った以上に驚いているな。
神器を持っていることがそこまで驚くことなのか?
『相棒は俺以外の神器を見たことないからわからないかもしれないが、“神滅具”というのは本来この世界に13しか存在しない、極めれば神や魔王すらも倒せるといわれる最上位の神器なんだぞ。』
神や魔王すらも倒せる?
いや、それは…どうだろう…?この世界の神や魔王は知らないけど、あっちの世界では八星魔王には及ばないだろう。ドライグも確かに他の神話級の武器と比べても遜色ないどころか大抵の武器を上回ってさえいる。
力を倍加する力に譲渡する力、“赤龍帝の鎧”やリムルやヴェルドラ師匠の助けと俺自身究極に目覚め、精神的に強くなり、歴代の赤龍帝とも和解したことでなん
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