暁 〜小説投稿サイト〜
ライブジャスティスシリーズ
十香ファーストバトル/士道、変身。
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四方に剣を鞭状に展開し、領域を生み出すとマリアは怪人に対し問いかける。

マリア「お前は何者だ?」
怪人「知っていると思うか?」
マリア「ならば死ね」

怪人に情け容赦なく剣を引き上げた。

ザザァァァ!!

全身を8分割され、怪人は沈黙した。

そしてマリアは怪人の正体を目にすると……

マリア「これは……ただのゴミ……」

スカイハイ「サイクロンリーフカッター!!」

スカイハイの風を操る能力で葉を巻き上げ、怪人にぶつける。だが、全身を切り刻まれるとそこに残ったのはゴミだけであった。

スカイハイ「どういう事だ?」

レオ「このデカブツがああ、処理場送りにしてやるぜ!!」
アストラ「その身体を……?いでやるッ!!」

全身を部分的に力で破壊する、だがそれも当然のごとくただのゴミだった。

レオ「どうなってやがる、何故ゴミが勝手に……」

???「いやー面白いモノ見せてもらったよ」

5人「!!!!」

そこに現れたのは全身に不気味な動物の刺?の付いたマントを靡かせた奇術師だった。

レオ「誰だテメェ!!」

???「ほう、随分と血の気が多い人だなあ、まあ焦らすのも楽しいけど丁重に答えよう」

奇術師は黒い箒を手にくるりと回し、ガイアメモリを引き抜く。

???「では、改めて、僕はアイザック配下の新聞記者、バアルドーパントの蛭川光彦です」
マリア「新聞記者だと?」
蛭川「ええ、それなりにキャリアがあってね、ある時にアイザックから僕の実力を見込んで魔王バアルメモリの被験者になり、見事適合出来た逸材さ」
スカイハイ「さっきの怪人は君が生み出したのか?」

蛭川はバアルメモリを手にすると答える。

蛭川「勿論、僕がその辺で見つけたゴミ袋から作った。バアルの能力、複製と封印でね」
士道「複製と封印の能力!!それって……」

蛭川「おっと、君は能力に覚えがあるみたいだね、じゃあ君にヒントをあげよう」

バアル!! パチン!!

蛭川はバアルメモリを起動し、指を鳴らしてメモリを消す。

蛭川「霊変術(マギナ)

突如として蛭川は黒い炎を身に纏い、バアルドーパントへと姿を変える。

バアル「まあ、見てな」

バアルは箒を召喚し、その辺に散らばったゴミに光を当てる。

バアル「サーカスの人気者を呼んじゃうよ、いでよ、ライオンさーん♪」

バーン!!

ライオン「グルオォォォ!!」
士道「ゴミがライオンに!!」

興奮状態のライオンがレオとアストラに襲い掛かる。

レオ「どうなってんだ、こいつは!!」

士道はそのバアルの能力を見て戦慄する。

士道「蛭川、その能力は七罪の力、贋造魔女(ハニエル)の力じゃないのか!
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