207 剣奪還班の分割
[3/4]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
きも胡散臭そうに言った。
「でもお・・・!!大野君達が見たってえ!それならここでじっとしているわけにはいかないわあ!!」
「少し黙らせました方がいいですわね」
フローレンスが指を冬田の額に突き付けた。冬田はその場で意識を失い、倒れた。そしてフローレンスは本部に連絡を取る。
「イマヌエル、そろそろ昼食どきですわね」
『ああ、各々に配膳するよ』
皆は昼食の時間とした。
「煮雪ありさん、貴女のお姉様がいらっしゃいますまでお待ち致しましょう。新たな仕事ができまして面倒ではありますが、剣が取り返せました事は朗報でもあります」
「そうね、お姉ちゃんや健ちゃん達、やったのね・・・」
昼食後、暫くしてゆり達剣奪還班があり達の元にやって来た。
「来たわよ」
「お姉ちゃん!」
「フローレンスもいたのね」
「はい、そうだ、この子も起こしませんと」
フローレンスは冬田を起こした。
「わ、私は一体・・・」
「寝てたのよ。騒いでたから」
鈴音が説明した。ゆりはあり達の周囲を確認する。
「これだけの人員でも敵わない程の強敵だったって訳?」
「はい、実は戦争を主義とします世界の長も現れました訳で・・・」
「杉山君と同化したあいつか」
三河口が確認した。
「現地にお会いなされましたのですね?」
「ああ、剣を取り返した時に一度鉢合わせた。だが、杉山君の姿になったんだ。その後、奴はまた襲いかかろうとして何とか逃げ仰せたのだが、奴は俺の能力や剣の能力を吸収したような感じだった。前よりも強くなっているかもしれん」
「そうですか、報告ありがとうございます。私は先に本部へ戻らせて頂きます。他に色々と片付けなければなりません事がありますので」
フローレンスは姿を消した。
「そうだ、かよちゃんや長山くんって子の報告だとりえちゃんはかよちゃんの向かう方向に行ったって聞いたの」
「かよちゃん達の方角へ向かってる?確か剣の持ち主は剣を取られた時に殺されたけど、そのりえちゃんって子は生け捕りなの?なんか引っかかるわね」
(山田さん達の方角・・・!!なら大野君に会えるかもしれない!)
冬田は少しの期待を膨らませた。
「私達も剣を早く持ち帰りたかったけど全員で班を複数に分ける必要があるわね。あり、悠一君、貴女達は杯と、その持ち主、どっちを取る?」
「杯も大事だけど、りえちゃんも心配です」
悠一が答えた。
「分かったわ。その女の子や杯の奪い返しに私達を手を貸してあげるわ」
「お姉ちゃん、ありがとう!」
ありは姉に礼をした。
「濃藤君と北勢田君と奏子ちゃん、三人は妹達について行ってくれる?」
「はい!」
「三人共健ちゃんの学校の友達よ。奏子ちゃん、皆をその羽衣に乗せてあげて」
「はい」
「湘木くんと健
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ