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IS 転生白書 オリ主が奏でる新しいインフィニット・ストラトス
どうしてこうなった!
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にしてやる!二度と女子に合わせられないような顔にしてやるぜぇえええ!!」

 ・・・歓迎してくれるんだと、信じたい。

 「おねがいしゃーす」

 とりあえず言われたとおりにリングに上がる。
 ヘッドギアなしだ。ふむふむ。グローブも8オンス。
 まさに試合と同じ状況。
 そして目の前にはミドル級のムキムキな先輩。背も180cmと大きい。
 俺より10cmも大きい先輩に試合形式で戦えなんて無謀だ。
 だが、ここで負ければ俺の顔は・・・・・ッ。

 カァンッ!!

 「おらあああああああああああああああ」

 先輩がダッシュでつめてくる。
 流石速い!日本ランク2位の実力に偽りなしといったところか!

 だが、俺は負けるわけにはいかないんだ!
 集中しろ、セシリアと戦ったとき以上に集中しろ!

 いくぞ!

 「・・・・・・ッッ」

 一瞬、先輩の動きがスローになる。
 見極めろ、軌道は?手は?足の位置は?目線はどこを向いている?力の入り具合はどうだ?
 情報を纏めて察するに狙いは顔面への左、と見せかけたボディブロー!

 俺は先輩の誘いに乗った風を装い顔を左に倒す。
 案の定、かかった!という表情でニヤつく先輩。甘いんですよ、かかったのは先輩ですから!

 「こ、ここだぁ!」

 「なにぃ!?」

 ドヤ顔でボディブローをしかける先輩。その軌道はしたからの斜めな右フック。被せるためには左足を踏み込んでの左フック!

 がんっ!と重い衝撃とともに入るカウンター。モロに顎。ここを揺らされると、人間の構造上脳が揺れることは避けられない。そして立てなくなるのだが、この先輩は鍛えているから起き上がってくる可能性がある。だから・・・。

 「もう一発!」

 踏み込んだ左足に更に力を込め、ワンツーのリズムで右のストレートを額に決める!

 「おぶっ!?」

 どさり、と白目を向いた状態で先輩が倒れた。
 
 「おおおおおおおおおおおおおお!!」
 「やりやがったぞ拓夢のやつ!」 
 「長岡さんってミドル級だろ!?Jライト級のアイツに倒せんのかよ!」
 「しかもワンパン?いや、左フックからの右のワンツーだ!」
 「まてまて、その前にカウンターが・・・」

 リングの周りはちょっとしたお祭り騒ぎだ。
 みんなが俺の動きはどうやったか、解説しようとやっきになってる。

 とりあえず、グローブは外して壁にかけておく。
 俺が此処に来たのは会長に会うためなんだからな。

 騒ぐみんなの間を抜けて、二階の会長室へ。

 「失礼します!」

 「おお、拓夢かぁ!久しぶりだな〜」

 「ご無沙汰してます、会長」

 ドアを開けてはいると、初老の男性が
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