第四百九十四話 戦士達が集まりその二十
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「震度二でもやはり」
「わしでも地震は起こせんわ」
「ですが歩く迷惑ですから」
「地震もか」
「そうではないかと」
「これが不当だ、わしなら何でもというのがだ」
このことがとだ。
「不当だ」
「そう言われても仕方ないと思うが」
「そうですね」
ラナはラウラの言葉に頷いた。
「これまでがこれまでなので」
「そう思われていてもな」
「しかも全員で言うとはな」
仙人はこのことも不服だった。
「わしは何処まで誤解されておるのだ」
「誤解じゃないね」
「うん、絶対にね」
シブヤとナリタも言う。
「お寺でもだしね」
「全く何もしないから」
「それでしたらしたらで」
「本当に迷惑なことになるから」
「あの、この前仙人さんがお料理しようとしたら」
歩も言った。
「手に持っていた包丁がつるって飛んで滑って俺の脳天に刺さりました」
「あの時驚きました」
ガーネットが続いた。
「流石に」
「俺じゃなかったら死んでましたよ」
歩はこうも言った。
「ゾンビだからよかったですが」
「だから不当かっていったら」
さやかも腕を組んで疑問の顔で述べた。
「流石に」
「当然としか言えないです」
春雪も言う。
「幾ら何でも」
「本当に誰もが言うな、ならいい」
仙人は居直った、そのうえであった。
寝袋とウイスキーのボトルを出した、そしてウイスキーを一気に飲んでそうしてからまた言ったのだった。
「寝る」
「こんなことだから駄目だけれど」
「仕方ないね」
卓也と育郎も述べた。
「流石に」
「ここでいつもこうした態度だから」
寝袋に入る千人を見て話す。
「それじゃあね」
「まあ寝ていて下さいとしか」
「では寝ておく、どうせわしは厄介者だ」
「それでも嫌われてはねえから安心しろ」
ユルセンは仙人にこうも言った。
「迷惑かけまくりでも愛嬌はあるからな」
「それは褒め言葉か」
「事実だよ」
それだというのだ。
「だからまあな」
「嫌われていないことはか」
「安心しろよ、悪人じゃねえし底意地悪いこともしねえしな」
「正直寝てご飯食べるだけならいいよ」
美雷は笑って述べた。
「もうそれでね」
「やはり何もするなか」
「そうだよ」
その通りだというのだ。
「それじゃあね」
「寝ておる、スサノオに勝ったら起こせ」
「完全に居直ったな」
アインズが見てもそうだった。
「ならいい」
(他の人は兎も角この人本当に動くと何か悪いこと起こるからいいや)
「はい、いぶき程度は我慢しましょう」
デミウルゴスが笑って応えた。
「仲間なのですから」
「そうだな」
「私も実はこの人は嫌いではありませんし」
「私もだ」
(反面教師にしても嫌い
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