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ハイスクールD×D イッセーと小猫のグルメサバイバル
第88話 魔法じゃなくて魔王少女?四天王サニーの受難と禍の団の罠 前編
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ので……さあ、お前達!セラフォルーを殺しなさい!!」


 褐色女がそう言うと後ろに控えていた男どもが炎やら氷など沢山の魔法をコスプレ女に向かって放った。女はせめて子供だけでも守ろうとしたのか両手を広げて盾になろうとした。


「フライ返し!」


 俺は迫りくる魔法を全てフライ返しで跳ね返した。奴らは戻ってきた魔法を自身で受けて苦しんでいる。


「あーヤダヤダ、美しくねえ奴らは悶える姿も醜いな」
「えっ……」
「お前、いい根性してんじゃん。子供を守ろうとする姿は中々美しかったよ」
「ほえっ!?」


 コスプレ女は何故か顔を赤くしたが俺は気にしないで褐色女の方に視線を映す。


「な、何だお前は!?」
「通りすがりの美しいヒーローさ……よし、この美しい登場!完璧に決まった!!これはココを超えたな」
「ふざけるな!人間如きが我々の邪魔をするなど万死に値するわ!!」
「さっきから聞いてるとお前きったねぇ言葉しか吐かないな。子供たちが気絶していて良かったぜ、こんな下品な言葉を覚えちまったら親が悲しむ」
「ぐっ……このクソ人間がァァァァァ!!」


 激高しちまったか、沸点が低すぎるんじゃねえか?せっかくいいツラしてんのにあれじゃ直に肌が荒れちまうな。まあ中身はクソ以下だけど。


「そもそも俺がいた事に気が付かなかったのか?」
「お前みたいなゴミ、存在を気にするのも無駄でしかないのよ!」
「ハハッ、そのゴミに邪魔されてウケる」
「もういい!お前達!さっさとあの人間を始末しなさい!」


 褐色女はそう指示を出すと男たちは凝りもしないでまた魔法を放ってきた。


「さっきの見てなかったのか?学習能力がねぇな。フライ返し!」


 俺はさっきと同じように魔法を撥ねかえしてやった。そして直撃を受けた男たちはまた同じように慌てていた。


「カトレア様!駄目です!あの人間、どうやってかは知らないですが魔法を撥ねかえします!」
「だったら接近して攻撃しなさい!そんな事も分からないの!?」
「も、申し訳ありません!」


 褐色女に助けを求めた男はそう怒鳴られると、他のメンバーと共に武器を構えて向かってきた。


 あ〜あ、まだ遠距離戦をしていた方がマシだったのにな。わざわざ俺の領域に入ってくるなんて危機感が無さすぎて逆にこえぇよ。


「ロックドラムですら一回は警戒したんだぜ?なのに知性を持つ人間……?じゃねえか。まあ同じように考えられるのならこの状況を警戒するべきだったな」
「死ねぇ!」
「ヘアロック!」


 男たちは馬鹿みたいに突っ込んできたが全員俺の触手で縛ってやった。じたばたと藻掻くがもう無駄さ、お前らはクモの巣にかかった蝶……じゃねーな
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