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ハイスクールD×D イッセーと小猫のグルメサバイバル
第88話 魔法じゃなくて魔王少女?四天王サニーの受難と禍の団の罠 前編
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爪が少し欠けてんじゃん。帰ったら念入りに手入れしねーと。
「純潔が少なくなったからこそ私達が世界を征服して悪魔の世界を作るのよ!そもそも転生悪魔なんていうゴミ同然のクズもいらないのよ!いずれ全部皆殺しにしてやるわ!」
「そんな事はさせないよ!カトレアちゃんの親友として貴方の暴走は私が止める!」
「勝手に親友を名乗るな!その忌々しい軽口に今日限りにしてやるわ!」
なんかお互いヒートアップしてきたな、やるなら早くしてくれ。
「行くよ!零と雫の霧雪(セルシウス・クロス・トリガー)!!」
コスプレ女は何かしようとしたが不発に終わった。
「あ、あれ?魔法が使えない!?」」
「あはは!哀れね、セラフォルー!この状況をまだ理解できていないなんて!」
「ど、どういうこと!?」
「この空間は『絶霧(ディメンション・ロスト)』によって作られた結界……つまり疑似空間よ」
「嘘!?神滅具の中でも上位に位置する絶霧!?所有者なんて今まで見つからなかったのに……まさか禍の団にいたなんて……!!」
神滅具?確かイッセーの赤い籠手もそんな名前だったような……つまりこの空間はその絶霧によって生み出された物か。
さて、どうやって出るべきか。物理的にぶっ壊せるのか?よく分からんな、イッセーにもう少し詳しく話を聞いておけば良かったぜ。
「で、でも絶霧に駒王町にそっくりな空間を生み出す能力なんてなかったはず……まさか禁手!?」
「察しが良いわね、その通りよ。その所有者は既に絶霧を禁手しているわ。その名も『霧の中の理想郷(ディメンション・クリエイト)』!!その力で現実そっくりの疑似空間を作る事だって可能なのよ。しかも自分の好きな効果を生み出す装置も作れるわ!その力でこの空間内では魔法は一切使えない!」
「そ、そんな……魔王である私すら抗えないなんて……」
「当然よ。その所有者はグルメ細胞という素晴らしい細胞に適合した者よ。人間であるのは忌々しいけど便利な能力よね」
「グルメ細胞?なんなの、それは……?」
「貴方が知る必要はないわ、だってここで死ぬんだから」
!?ッおい、今あの褐色女なんて言った?グルメ細胞って言ったよな?じゃああの女はイッセー達が言っていたD×Dにグルメ細胞を持ち込んでる野郎とつるんでる可能性があるって事か?
黙って見てるつもりだったけどそういう事なら動かないと後が面倒くせぇか。
「さあ、そろそろお喋りはここまでよ。あっ、言っておくけど私達は魔法が使えるわよ。一瞬で消し炭にしてあげる」
「ま、待って!私だけならともかくこの子達は助けてあげて!もともと何も関係ないじゃない!」
「知った事じゃないわ。ゴミがいくら死のうとわたくしには関係ないです
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