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ハイスクールD×D イッセーと小猫のグルメサバイバル
第88話 魔法じゃなくて魔王少女?四天王サニーの受難と禍の団の罠 前編
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しい感じですね。セラフォルー様はサーゼクス様と同じかそれ以上にシスコンでそのせいなのかあまり浮いた話は聞かないんですよ。


 でもあの感じだとメチャクチャ惚れ込んでいますよね、だって私も同じ恋する女の子なので分かります。


 ……今セラフォルー様を女の子……?と思ったそこの貴方、命が惜しいなら余計なことは考えないように。


「そもそもセラフォルー様、今日はソーナの授業参観に行くはずだったのでは?」
「それがねリアスちゃん、ソーナちゃんったら私に来ないでって言ったの!こんなにしっかり正装してきたのにどうしてなのかな?もしかして反抗期って奴なのかな?ソーナちゃんってば可愛い?」
「もしかしてその魔法少女のコスプレで行こうとしたのですか?」
「うん、そうだよ」
「それはソーナも嫌がりますよ……身内がそんなコスプレしてきたら……」
「あー!リアスちゃんまでそう言うこと言うんだー!うわーん!酷いよー!」


 リアス部長はセラフォルー様に今日は授業参観に行くはずだったのではないかと質問すると、セラフォル―様はソーナ会長に来ないでと言われたと答えました。


 最初はちょっとかわいそうと思いましたが理由を聞いたら納得しました。もし姉さまがあんなコスプレして学校に来るといったら私でも拒否します。


 しかしセラフォルー様的には本気の正装だったらしく泣き出してしまいました。


「サニー君!傷ついた私の心を癒して!具体的にはキッスでいいよ!お互いが溶けちゃうような濃厚なヤツを頂戴!んー?」
「いい加減にしろ!ヘアネット!」
「やーん?」


 遂にキレたサニーさんはセラフォルー様にヘアネットを使って縛ってしまいました。


「ハァ…ハァ…なんでこんなにも疲れなきゃいけねぇんだ……」
「すげぇ、サニー兄があそこまで調子崩してるの初めて見たぜ」
「何というか流石ですね、セラフォルー様……」


 サニーさんが本気で疲れているのを見てあの人をあそこまで翻弄するセラフォルー様に驚きました。


「サニー兄、そろそろ話を進めてくれないと物語が進まないんだけど……」
「分かってるよ!……たくっ、切っ掛けは俺がこの町の探索をしていた時だ……」


 サニーさんはセラフォルー様との出会いを語り始めました。


―――――――――

――――――

―――


side:サニー


 俺の名はサニー、四天王で一番美しい男だ。俺はイッセーの生まれ故郷であるD×Dの世界にやってきた、そこで俺はこの世界の美しさレベルがどんなモノなのかと思い町に繰り出したのだが……


「めっちゃショック!美しさ全然見当たんねぇし!!」


 まず空気が悪い!濁っていてどんよりし
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