第六百五十六話 飲み過ぎてその十二
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「あいつ等は野蛮で残忍で貪欲だ」
「傲慢でね」
「そんな連中だからだ」
二人で連合の者特有のエウロパに対する偏見を出しながら言う、エウロパ側も同じことを言っているがそのことは考えていない。
「だからだ」
「それでだね」
「油断するとな」
「また攻めて来るね」
「そしてああしてだ」
帝国主義時代の様にというのだ、大航海時代からこの時代までを連合では人類の歴史の暗黒時代としている。
「破壊と殺戮の限りを尽くしてだ」
「支配してくるね」
「そして俺達は皆奴隷だ」
「僕達のご先祖の多くがそうされたみたいにね」
「それこそ奴隷になっていないのはな」
タムタムは洪童を見つつ言った。
「植民地になっていなかったという意味ではな」
「日本やタイ、ロシアやモンゴルにな」
「韓国位だったな」
「韓国は奴隷になったことはない」
洪童もはっきりと答えた。
「一度もな」
「そうだったな」
「奴隷になったことはないが」
それでもというのだ。
「しかしな」
「日本だったことはあったな」
「そして日本人だったことはある」
「それを奴隷だったとか言っているな」
「実は違うが」
韓国人以外が見るとだ。
「しかしだ」
「韓国ではそう言っているな」
「日本の奴隷だったとな」
「そして徹底的に虐げられていたとだな」
「そう言っている」
「そうだな」
「そして二度と日本の奴隷にならない為に」
韓国の考えではというのだ。
「その為にだ」
「頑張っているな」
「そうだ」
「そうだな、だが現実はそうでもっと言えばだ」
タムタムは話を戻した。
「韓国はな」
「人口を増やしてだな」
「コツコツと韓国向きの産業を育成して発展していくことだ」
「そうすることだな」
「そうしたら若しかするとだ」
可能性としてあるというのだ。
「日本をだ」
「超えられるな」
「その時若しかするとな」
「若しかするとか」
「その時はだ」
まさにというのだ。
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